「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『マーシーX フレンズ以上、恋人未満!?』(2003年:リサ・クドロー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある大企業がたった一人のラッパーのせいで倒産寸前になってしまう珍作コメディ映画。デイモン・ウェイアンズ演じる下品なラッパー、音楽に注目です。

1.ストーリー
ある企業が過激なCDのせいで倒産寸前になり、CEOの娘が会社の危機を救おうとする。

2.キャスト
リサ・クドロー(実業家の娘)
デイモン・ウェイアンズ(ラッパー)
リチャード・ベンジャミン(実業家)
クリスティーン・バランスキー上院議員

3.注目のシーン
①企業
手広く様々な商売をしているベン(リチャード・ベンジャミン)の会社。傘下にはレコード会社もあるが、ラッパーのドクター・エス(デイモン・ウェイアンズ)のCDが物議を醸す。内容が下品なエスの曲。上院議員ピンクルクリスティーン・バランスキー)がそれを道徳的な観点から問題視。ベンの会社の商品に対する不買運動を始める。

②娘
株価が下がり、倒産寸前になったベンの会社。「コレではイカン」ということで、ベンの娘マーシーリサ・クドロー)がパパと会社を助けるため、エスに過激な曲を作るのをやめるよう、説得する。

③急接近
ラッパーのエス。オレの曲に文句があるならラップで言え、とばかりにマーシーを挑発。マーシーがクラブの大勢の客の前でラップを披露。それが気に入ったエス。何とマーシーと恋仲に。

公聴会
アメリカの道徳を守ろうとするスピンクルエスマーシー公聴会で追及。エスマーシーは「表現の自由」を訴える。そして・・・。

4.感想
珍作。ツッコミどころがいっぱい。一体この映画は何を見せたいのだろう?  ことごとくスベってるような気がする。たぶん、音楽のシーンに注目すればいいのではないかと思われます。(おバカな)マーシーが人前で初めてやった(下手な)ラップが(なぜか)大ウケ。それをキッカケにマーシーエスの関係が深まっていくという謎の展開。実にヘンな映画。「ドクター・エス」という品のないキャラが世間にウケている(という設定)のが不思議。ダサい白人四人組のグループが人気なのも不思議。マーシーの友人三人組もかなりアホくさい(ダサいラップを披露)。実業家ベンはただオロオロするばかり(無能すぎる。それが「笑い」?)。エスの女ヨランダ、エスのレーベルを所有しているトビーとかいう奴も大物気取りでウザい。スピンクルとかいうオバハンもかなりのマヌケ(くだらないことにムキになるタイプ)。マジメに制作されたのか、「やっつけ」で制作されたのかは知りませんが、何かあまり面白くない映画。この映画がアメリカでヒットしたのかどうかも知りませんが、もしウケたのであれば、私とは価値観が違う人には面白いのかも。音楽、バカな人(スピンクル&彼女を支持する大衆)を皮肉る演出、キャラが見せ場の映画。ラップが好きな人にオススメ(かもしれない)の映画です。

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