「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『雨に唄えば』(1952年:ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」スタントマン出身の俳優が新人女優に恋をするミュージカル映画。雨の中で歌うシーン、カラフルな舞台、ズルい女優が赤っ恥をかくシーンに注目です。

1.ストーリー
「トーキー映画時代」の到来で、映画制作に大きな変化が・・・。

2.キャスト
ジーン・ケリー(俳優)
ドナルド・オコナー(ピアノ弾き)
デビー・レイノルズ(新人女優)
ジーン・ヘイゲン(女優)
ミラード・ミッチェル(映画会社社長)

3.注目のシーン
①主役
かつて売れないコンビだったドン・ロックウッド(ジーン・ケリー)とコズモ・ブラウン(ドナルド・オコナー)。ドンがある映画の撮影現場でスタントマンの役を買って出て好評。以来、スタントで活躍し、今では無声映画の人気スター。コズモはピアノを弾いて、音楽面でドンをサポート。

②共演者
ドンと組む人気女優リーナ(ジーン・ヘイゲン)。見た目はかわいらしいが性格はあまりよろしくない。しかも妙な声。無声映画時代のため、「彼女の本当の声」をファンは知らない。

③新人女優
ある日、若い女性キャシー・セルダン(デビー・レイノルズ)に演技を批判されてしまったドン。聞けば、彼女は「舞台女優」なのだという。映画関係者のパーティで再会したドンとキャシー。ドンは明るいキャシーのことがいたく気に入った様子。

④変化
時代は無声映画からトーキーへ。トーキーで他社が制作したミュージカルが大ヒット。社長(ミラード・ミッチェル)の指示でドンとリーナが共演する新作がトーキーで制作されることに。しかし、リーナには「声」という弱点が・・・。

4.感想
雨の中で歌うシーンで有名な映画。コミカルな演出で楽しませる内容ですのでミュージカルに興味が無い方でも楽しめる作品なのではないかと。映画産業にも波が。無声映画からトーキーの時代に。ドンとリーナが共演したトーキー映画が大スベリ。「これじゃいかん」とばかりに知恵を絞るドン。「そうだ! リーナの声を別人が吹き替えすればいいじゃないか」ってんで気分爽快。そして、浮かれ気分となって雨の中で「雨に唄えば」を歌う。音楽とカラフルな舞台で見せるコメディ・ミュージカル作。「舞台のシーン」は正直なところちょっとスベリ気味だったような気がする(昔はウケたんでしょうね)。ややオーバーアクションでウケを狙うミュージカルシーンは個人的にはそれほど面白いとは思いませんでしたが、「華やかさ」は見事なものでした。あのチャップリンも嫌悪感を持っていたという「トーキー」。無声映画からトーキーへの時代の移り変わりを上手く表現したと好評の作品。歌うシーン、原色カラー、笑いのシーン(試写会でのブーイング、録音を何度もNGするシーン、など。ケーキを顔にぶつけられてしまった人も)、面目を潰されたリーナの復讐&その結果に注目の映画です。

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