「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『手錠のまゝの脱獄』(1958年:トニー・カーティス、シドニー・ポワチエ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」白人と黒人の囚人が手錠でつながったまま護送車から脱走する映画。自由になろうとする男たち、追う保安官。緊迫感に注目です。

1.ストーリー
白人と黒人の囚人が手錠でつながったまま護送車から脱走し、口論しながらも行動を共にする。

2.キャスト
トニー・カーティス(脱走犯)
シドニー・ポワチエ(脱走犯)
カーラ・ウィリアムズ(シングルマザー)
セオドア・ビケル(保安官)

3.注目のシーン
①主役
囚人のジャクソン(トニー・カーティス)とカレン(シドニー・ポワチエ)。護送中、車が横転事故。二人は手錠でつながったまま脱走し、マックス・ミューラー保安官(セオドア・ビケル)率いる追跡隊に追われたり、川に流されたり、農場に住むシングルマザー(カーラ・ウィリアムズ)に保護されたり。

②キャラ
ある町で住民に捕まったジャクソン&カレン。しかし、なにやら「ワケあり」な住人ビッグ・サム(ロン・チェイニー・ジュニア)に助けられ、逃亡を継続。他に、追跡をめぐって保安官と対立する警部、ジャクソンに銃を向ける少年ビリー。

③緊迫感
「追われる緊迫感」を見せる映画。人種差別が強かった当時。黒人のカレンは差別の対象であり、ジャクソンも黒人と手錠でつながった状態にウンザリする。そんな状況で保安官やある町の住民に追われ、いつしか二人には「仲間意識」が。

4.感想
「黒人映画スター」のパイオニアであるシドニー・ポワチエの名作。逃走する緊迫感と人種差別が見せ場。自由になりたいジャクソン&カレン。そんなジャクソンを看護したシングルマザーもまた自由になりたい女だった。二人の逃走劇の結末は? 護送車が横転事故を起こして囚人が逃げる、というのはハリソン・フォード『逃亡者』(1993年)と同じようなコンセプト。しかし、『手錠のまゝの脱獄』の方は「白人と黒人のコンビ」ということで人種問題も大きなテーマになっています。白人を全然信用していないカレン。互いに相手の「人種に関わるセリフ」に敏感に反応。そんな二人の心境に変化を与えた出来事とは?

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