「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『俺たちに明日はない』(1967年:ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」強盗の前科のある男が偶然知り合った女と犯行を重ねるクライム映画。一風変わった強盗グループ、コケにされた警備隊長。結末に注目です。

1.ストーリー
不景気の時代、強盗の前科者と日常に不満のウエイトレスが強盗を重ねていき・・・。
2.キャスト
ウォーレン・ベイティ(前科者)
フェイ・ダナウェイ(女)
ジーン・ハックマン(兄)
エステル・パーソンズ(義理の姉)
マイケル・J・ポラード(少年)

3.注目のシーン
①主役
原題が「Bonnie and Clyde」(女性キャラが先に。レディファースト?)。強盗の前科があるクライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)。出所してすぐ、ボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)と知り合う。ボニーはウェイトレス。銃を持つクライドの「刺激的な生き方」にしびれたらしく、行動を共にする。

②キャラ
クライドには兄貴が。バック・バロウ(ジーン・ハックマン)と再会したクライド。バックの妻ブランチ・バロウ、途中で知り合った少年モス(マイケル・J・ポラード)も加わり、5人で犯罪に手を染める。

③執念
車を盗みながら雑貨店、食料品店、銀行を襲うクライドら。テキサス警備隊長フランクも被害者の一人。クライドらにコケにされたフランクは静かに復讐を誓う。そして潜伏先を突き止め、クライドらを警官隊が荒っぽく銃撃。

4.感想
マシンガンが乱射されるシーンであまりにも有名な映画。不景気の時代。強盗を重ねるクライドら五人組。しかしながら、「銃社会アメリカ」では銃を荒っぽく使うのは犯罪者だけではない。オチが読めるようなストーリーですが、この映画は人間模様、追われるスリルを表現しています。大した理由もなく引かれていくクライドとボニー。不景気の憂鬱さが二人を強く結びつけたのだと思われます。さらにマズイことにクライドの兄貴バックもなかなかの悪党。本来なら牧師の娘でもあるブランチが夫バックをたしなめないといけない立場なのですが、彼女も犯行に参加し、分け前を要求。そんなブランチにボニーがイライラ。仲の良いクライドとバック。不仲のボニーとブランチ。その板挟みになるモスとモスの父。そしてテキサス警備隊長フランク(重要な役どころ)。やりたい放題のクライドらとフランクの対決の結末は? 「車を盗まれる男」の役でジーン・ワイルダー。シリアスな内容の中、ちょっとした笑いを提供しています。

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