「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『荒野のガンマン』(1961年:ブライアン・キース、モーリン・オハラ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南北戦争後、元北軍兵が宿敵を見つけ、報復しようとするが予期せぬハプニングが起こる映画。過去を背負う男女、悪党の末路に注目です。

1.ストーリー
南北戦争後、元北軍兵が宿敵を見つけて報復しようとするが、銀行強盗と撃ち合いになってしまい・・・。

2.キャスト
ブライアン・キース(元北軍兵)
モーリン・オハラ(踊り子)
ティーヴ・コクラン(元南軍兵)
チル・ウィルス(元南軍兵)

3.注目のシーン
①主役
「ワケあり」の元北軍兵イエローレッグ(ブライアン・キース)。常に帽子をかぶっているが、それは南軍に捕らえられたときに頭を傷つけられてその痕が残ってしまったため。そいつを見つけだして報復するつもり。

②キャラ
ある小さな町で絞首刑になったターク(チル・ウィルス)を助けたイエローレッグとビリー(スティーヴ・コクラン)。タークとビリーは元南軍兵で旧知の仲。イエローレッグ、ターク、ビリーの三人で銀行からカネを奪おうと計画。ところがその銀行が別のならず者たちに襲われ、踊り子キット(モーリン・オハラ)の息子にイエローレッグが撃った流れ弾が当たってしまう。

③埋葬
キットには夫を亡くした過去。息子の遺体を夫の隣に埋葬する決意。墓地は今では廃墟と化した所にあり、道中には凶暴なアパッチ(ネイティブアメリカンの集団)がいる。イエローレッグ、ターク、ビリーの三人はキットを墓地まで護衛しようとするが・・・。

4.感想
サム・ペキンパーの映画監督デビュー作。『荒野のガンマン』という西部劇にありがちなタイトル(特徴が無さすぎる)。地味な映画。イエローレッグは復讐を求めて生きる男。悲惨な目に遭ってから5年経って、ようやく敵を発見。すぐに始末すればよいものを妙に時間をかけてしまう。ストーリー的にはツッコミどころがあるような気がする映画。復讐のために生きるイエローレッグ。不運続きで世を恨むキット。「二人の距離感」が特に見せ場。何かと命令口調のイエローレッグ(勝ち組の北軍)。それにイラっとするタークとビリー(負けた南軍)。彼らの間に走る緊迫感、最後の決着戦にも注目の映画です。

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