「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『続・荒野の1ドル銀貨』(1965年:ジュリアーノ・ジェンマ、ロレーラ・デ・ルーカ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南北戦争後、ある町が無法者に乗っ取られてアメリカの大佐が報復に向かう映画。銃撃戦&復讐、手動式機関銃に注目です。

1.ストーリー
南北戦争後、ある町が無法者に乗っ取られ、家族を殺されたアメリカの大佐が報復に向かう。

2.キャスト
ジュリアーノ・ジェンマ(大佐)
ロレーラ・デ・ルーカ(妻)
フェルナンド・サンチョ(無法者の兄)
ジョージ・マーティン(無法者の弟)
ニエベス・ナバロ(占い師)

3.注目のシーン
①主役
南北戦争後が舞台の映画。北軍大尉のモンゴメリー・ブラウン(ジュリアーノ・ジェンマ)。メキシコ国境近くにある実家が「フエンテス兄弟」なるメキシコのならず者に乗っ取られたことを知る。議員でもあった父ジョンを殺され、妻ハリー(ロレーラ・デ・ルーカ)と娘エリザベスをパコ・フエンテスジョージ・マーティン)に奪われたモンゴメリー。別人に変装して、町に潜入、フエンテス兄弟に接近。

②悪役
エステバン(フェルナンド・サンチョ)、弟パコのフエンテス兄弟。モンゴメリーの実家がある町でゴールドが採れるようになって以来、町を占拠。手下も大勢。自分に逆らう者は議員であろうが裁判官であろうが容赦無く始末。

③キャラ
故郷で夫を待ち続けたモンゴメリーの妻ハリー(ロレーラ・デ・ルーカ)。夫が死んだと思い込み、パコの求婚を受け入れてしまう。エステバンの愛人でもある占い師(ニエベス・ナバロ)はフエンテス兄弟の汚いやり口に嫌気が。モンゴメリーの娘エリザベスはカワイイ子。町の保安官はアル中。フエンテス兄弟には敵わないため、銃を持つことすら拒否している状態。花屋を経営する「忘れな草」、孤高のネイティブアメリカンモンゴメリーの戦いをバックアップ。

④アクション
西部劇は銃撃戦が見せ場。クライマックスでの旧ブラウン邸での「モンゴメリー&協力者 vs. フエンテス兄弟」が迫力。奇襲とアイデアフエンテス一味を始末していくモンゴメリー。兄弟は手動式機関銃で応戦。犠牲を出しながらモンゴメリーたちが少しずつ優勢になっていく。

4.感想
比較的地味な展開が続き、最後の決着戦で盛り上げる映画。西部劇スターのジュリアーノ・ジェンマが家族と家を奪われて報復する内容。『荒野の1ドル銀貨』の続編ですが、内容は全く別なので前作を観ていなくてもストーリーは分かります(「1ドル銀貨」がどうのこうのなんて話は出てきませんでした)。内容的にはツッコミどころ。舞台は「メキシコ国境近くの町」ではあるが、そこはアメリカ領。「メキシコのならず者がのさばってアメリカ人がやられ放題」という舞台設定はいかがなものか? また、そんなにならず者が多いのであれば、ヘンな変装などせずにモンゴメリーは助っ人を集めればよかったのでは? という気もする。しかしながら、これは娯楽作。苦境に陥った主人公が悪党どもをぶっ倒すシーンを見せる作品。ラストの旧ブラウン邸での決戦、男たちに翻弄される女たち、モンゴメリーに助太刀する者たちの「男気」に注目の傑作。「スペシャル・エディションDVD」にはテレビ東京木曜洋画劇場』放送時の吹き替え音声が収録されています。

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