「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ヘルファイター』(1968年:ジョン・ウェイン、キャサリン・ロス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」油田火災を鎮火させるのを専門とする国際的な会社で働く男たちの生き様を描いた映画。火災&危険な作業、人間関係に注目です。

1.ストーリー
油田火災対応専門会社の社員が危険な仕事に赴く。

2.キャスト
ジョン・ウェイン(消防士)
キャサリン・ロス(娘)
ヴェラ・マイルズ(元妻)
ジム・ハットン(消防士)
ジェイ・C・フリッペン(元相棒)

3.注目のシーン
①主役
油田火災対応専門会社を経営するチャンス・バックマン(ジョン・ウェイン)。世界中が職場。油田で発生する猛烈な炎を鎮圧するためニトロを使った危険な作業をする。

②キャラ
バックマンの部下グレッグ(ジム・ハットン)、ジョー(ブルース・キャボット)ら。バックマンのかつての相棒で今は車椅子の石油ビジネスマン、ジャック(ジェイ・C・フリッペン)。バックマンの別れた妻マデリン(ヴェラ・マイルズ)、幼い頃から会っていない娘ティッシュキャサリン・ロス)。バックマンの秘書アイリーン(バーバラ・スチュアート)。

③アクション
火災を鎮めるシーンで魅せる映画。現場によっては炎だけではなく、有毒ガスも発生。消防士たちの行動・判断・危機に注目されたい。また、「ジョン・ウェインの映画」といえば乱闘シーン。酒場(マダム・ルーの店)で唐突に始まる労働者とのケンカ(作品の雰囲気とは合わない演出)。他にも、ベネズエラでの仕事でゲリラに油田を襲撃されるシーンも迫力と緊迫感。

④愛
消防士たちにも当然ながらプライベートが。夫の危険な仕事に耐えられず離婚したマデリン。バックマンと久しぶりに再会して心が揺れる。ティッシュは単刀直入な性格のグレッグが気に入った様子。「女の愛」もこの映画の重要な要素。

4.感想
実在した消防士レッド・アデアをモデルにした映画。危険な作業に従事する男たち。仕事に慣れているバックマンやグレッグに危機が迫る。そしてマデリン&ティッシュのそんな男たちに対する愛情。火災の迫力と恋愛を見せる映画。しかしながら、命がいくつあっても足りない仕事。ティッシュは家でおとなしく夫の帰りを待つような女ではない、ということで危険な現場で夫を見守る。現場の過酷さをよく知っている男たちはそのことにいい顔をしないが、ティッシュは母のつらさを子供の頃から見ているため、常に現場に立ち会おうとする。カップルがスレ違い、互いの仕事や役割を理解できず別れたりするのは世間ではよくあること。マデリンはそうだったが、ティッシュはどうか? 世界中で起こる油田火災、正月でも事故があればすぐに現地に飛ばなければならないバックマンの生き様、マデリン&ティッシュの対比・共通点に注目の映画です。

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