「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『ジョーズ』「ブロディ一家と巨大ザメの因縁」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」サメが人を襲うシリーズ四部作を振り返ります。「一作目以外は駄作」という評価が間違いであることを証明する記事です。

ジョーズJaws:1975年)
観光業で食っている「アミティ島」が舞台。実に平和な島。そこの警察署長マーティン・ブロディロイ・シャイダー)が主役。家族は妻エレン(ロレイン・ゲイリー)、長男マイケル次男ショーン。通報を受けて浜辺に打ち上げられた無惨な遺体を調べるブロディ。どうやら巨大なサメの仕業らしい。ビーチを閉鎖しようとするブロディだが、「これから海水浴客を集めて稼がなきゃならんのにサメが出たからってビーチを閉鎖できるかい!」という態度の市長マーレイ・ハミルトン)。この男のせいでさらにサメの犠牲者が。それなのに犠牲になった少年の母からビンタされてしまうブロディ(「何でオレが叩かれなアカンねん!」と言いたいところをぐっとガマン)。さらに入り江に現れた巨大ザメが青年をえじきに。それを至近距離で目撃してしまうマイケル(幼い頃の恐怖体験。後のシリーズにも影響)。しぶしぶサメ退治の予算を組むアミティ市。サメ退治をシャークハンターのクイントロバート・ショウ)に依頼。「市の仕事」ということでブロディもサメ退治に参加。さらに海&サメに詳しい海洋学フーパリチャード・ドレイファス)も参加。いざ、出航。ブロディらの前に現れる巨大ザメ。思った以上のサメのデカさに、どこか余裕があったクイントの顔から笑顔が消える。船をボディアタックで沈めようとするサメ。ハプニングの連続でクイントが大ピンチ。どんな結末になるか? 

ジョーズ2』Jaws 2:1978年)
前作から数年後。アミティ警察の署長ブロディ(ロイ・シャイダー)。妻のエレン(ロレイン・ゲイリー)は新しくオープンしたホテルに勤務し、広報の仕事をしている。エレンにナレナレしい開発業者レンにブロディはイラっとな。そんな状況でまたしてもサメの犠牲者が。「またかよ」といった態度の市長(マーレイ・ハミルトン)。前作の悲劇を忘れたのか、市長はブロディの説得(「対策を取りましょう」)を却下。サメの被害を防止することよりも観光で稼ぐことしか頭にないらしい(ダメだこりゃ)。観光客らの前でドジったブロディ(サメと間違えて魚の群れに銃を乱射)。警察をクビになったしまったブロディだが、息子(マイクとショーン)がボート遊びに出かけたと知って、何の武器も持たずに勢いで息子らの救出に向かう。どうやって巨大ザメを倒すつもりなのか?

ジョーズ3』Jaws 3-D:1983年)
さらに数年後。すっかり大人になったマイケル・ブロディ(デニス・クエイド)。今では海中公園「シー・ワールド」でエンジニアとして働いている。海洋生物の専門家であるケイ(ベス・アームストロング)は恋人。マイケルの弟ショーン(ジョン・パッチ)は(二作目で恐怖の体験をしたため)海を嫌って今ではコロラドに住んでいるが、兄マイケルを訪ね、水上スキーヤーのケリーリー・トンプソン)と親しくなる。そんな状況で「シー・ワールド」に巨大ザメが現れ、ケリーが負傷。実にパワフルなサメ。「シー・ワールド」の海中トンネルに体当たり。浸水し、トンネルに閉じこめられてしまった人々が大パニック。(思わず笑ってしまうような)3D映像で「サメの恐怖」が表現される中、マイケルとケイがサメを倒そうとする。どんな手段を使うつもりなのか?

ジョーズ’87 復讐篇』Jaws The Revenge:1987年)
ブロディ一家に悲しい出来事が。マーティン・ブロディが死去。未亡人となってしまったエレン(ロレイン・ゲイリー)だが、アミティ警察の保安官補を務める次男ショーン(ミッチェル・アンダーソン)と平和に暮らす。さらに悲劇が。ショーンが職務中、サメの犠牲に。幼い頃サメに襲われた恐怖から海を嫌って海のないコロラドに住んでいたというのに、父の後を継いで海の町で警官になった優しいショーン。海洋生物の研究のためバハマで暮らす長男マイケル(ランス・ゲスト)に誘われ、エレンはバハマへ。マイケルの娘テア(ジュディス・バーシ)、マイケルの妻カーラ(カレン・ヤング)、セスナ機の操縦士ホギーマイケル・ケイン)らと楽しく過ごすエレンだが、またしても悲劇が。テアがサメに襲われる。もう許せん、とばかりにエレンは孫娘を襲ったサメを退治しようと海へ。マイケル、マイケルの仕事仲間ジェイクマリオ・ヴァン・ピーブルズ)、ホギーらの助けを借りて、エレンはどんな戦いをするのか?

まとめ
一作目が素晴らしかったため、二作目以降は低評価されることが多いシリーズ四部作。「結局、サメを退治する映画なんやろ?」と思ったアナタ。その通りです。しかし、このシリーズは「ブロディ一家 vs. 巨大ザメ」の血で血を洗う抗争を描いたもの。『ゴッドファーザー』三部作のようにシリーズ全セットで鑑賞しなければ観たことにならないのです。どこへ行っても巨大ザメに追われるブロディ一家。どちらかが絶えるまで戦いは続くはず。しかし、シリーズは四作まで。ひょっとしたら新作が発表される日が来るかも。
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鉄板映画:『タクシードライバー』「十大見せ場&ツッコミどころ紹介」 

ロバート・デ・ニーロ不眠症タクシードライバーを演じるハードな映画(1976年公開)。主人公、ニューヨークの町並み&怪しい連中、音楽、敵のアジトに乗り込むシーン、ほか。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

あらすじ
タクシードライバーが町にはびこる悪党に挑戦する。

1.主役
ベトナム帰りの元海兵隊員トラヴィスロバート・デ・ニーロ)。戦争の影響もあって不眠症に悩まされている。どうせ眠れないのなら、ということで夜間勤務のタクシードライバーに。

2.悪役
恐ろしく治安が悪いニューヨーク。ストリートにはチンピラ、いかがかわしい連中でいっぱい。不満が溜まっていくトラヴィス。映画館の売店の女(ダイアン・アボット:デ・ニーロの当時の妻)と親しくなろうとするが、拒否されてしまい、ますます孤独に。

3.ヒロイン
そんな汚い町でトラヴィスが見つけたベッツィー(シビル・シェパード)。次期大統領候補であるパランタイン上院議員の選挙事務所で働く女。思い切って彼女に声を掛けることにしたトラヴィス。喫茶店で軽い食事に誘うことに成功。

4.やらかし
デートすることになったトラヴィスとベッツィー。トラヴィスは何を思ったか、行きつけの○ルノ映画館にベッツィーを連れていき、彼女を怒らせてしまう(何考えてんだか)。

5.不満
なかなか強情なベッツィー。完全にキレたようでトラヴィスを完全に無視。それがキッカケでトラヴィスは脱線していく。

6.危ない人たち
ラヴィスのタクシーに乗った客(マーティン・スコセッシ)。妻が黒人と不倫をしているのに腹を立て、「妻を撃ち殺すつもりだ」と言う。治安が悪すぎ、ということでトラヴィスは銃を買うことに。実に怪しげな密売人から高性能の銃を購入。コンビニ強盗に出くわすトラヴィス。銃を使う時が来た。

7.少女
家出少女アイリス(ジョディ・フォスター)と出会うトラヴィス

8.ツッコミどころ
(個人的に)この映画で最も謎のシーン。トラヴィスがヘンな髪型に変身(なぜモヒカンなんだろう? 余計目立つじゃないですか)。演説会に現れたパランタイン上院議員を暗殺しようとする(パランタインをなぜ狙ったのだろう? 彼に失望したらしいが、暗殺しようとするほどの理由はなかったような気がする)。

9.襲撃
アイリスを使って稼いでいる邪悪な野郎たち(ハーヴェイ・カイテルほか)。トラヴィスが銃を持って連中のアジトを襲撃。生々しいシーンが展開される。

10.音楽
ジャズ風の音楽がステキな映画。この曲を聴くとトラヴィスになったような気分になる(ちょっとヤバイ)。「ロッキーのテーマ」を聴くと、ロッキーになったような気分になる。いろんな曲をバランスよく聴くのがオススメ。

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鉄板映画:『ベスト・キッド3/最後の挑戦』「十大見せ場&ツッコミどころ紹介」 

ノリユキ・パット・モリタラルフ・マッチオが師弟を演じる青春カラテ映画(1989年)。じいちゃんなのに強い「ミヤギ」とその弟子「ダニエルさん」が登場する(事実上の)完結編です。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

あらすじ
あの「コブラ会」が年の差「師弟コンビ」に復讐をしようとする。

1.主役
オキナワから帰ってきたダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)とミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)。ダニエルが住む(ボロ)アパートが譲渡され、管理人ミヤギがまさかの失職。ミヤギには「盆栽の店を開く」という夢があるが・・・。

2.悪役
一作目で弟子がカラテ大会でダニエルに負けたうえに、二作目でミヤギに倒されてしまった「コブラ会」道場主のクリース(マーティン・コーヴ)。弟子もいなくなり、電話料金も滞納。道場経営を辞めるため、軍隊時代の友人テリー・シルバー(トーマス・イアン・グリフィス)と再会。豪邸に住むシルバーは産業廃棄物を違法に投棄して儲けている悪党である。

3.計画
あの「コブラ会」の道場は実はシルバーがクリースに買い与えたもの。ベトナム時代に何度もクリースに助けられた恩があるシルバーは何とかクリースを元気づけたいと考え、ミヤギ&ダニエルに屈辱を与えようとする(それは間違った考えだと思うが、悪役だから仕方がない)。

4.ナマイキなガキ
「カラテ界のバッドボーイ」ことマイク・バーンズ(ショーン・キャナン)。自信タップリのバーンズをスカウトしたシルバーはカラテ大会でダニエルとバーンズを戦わせ、観衆の前でダニエルを半殺しにしようとしている。

5.勝手なことを
勝手に物事を進めてしまうクセがあるダニエル。大学に行くはずのカネで不動産契約。ミヤギに盆栽の店をやってもらうためとはいえ、ミヤギに何の相談もなく決めるのは実によろしくない。他にも、勝手にミヤギの植木(オキナワから持ってきた貴重な木)を掘り出そうとしたり。

6.ヒロイン?
女性とはあまり縁がないダニエル。今作では陶芸家のジェシカ(ロビン・ライヴリー)と少し親しくなるが、ディスコでダニエルがやらかしてしまう。

7.混乱
前回のカラテ大会で優勝したダニエル。防衛戦の通知。何と、今大会からルールが変わり、前大会のチャンピオンは防衛戦の1試合のみの出場でOK(ご都合主義?)。しかし、ミヤギはそんな試合をする必要はない、と試合に反対。ダニエルも試合に出ないことに同意。そうはイカのどんぶり、とばかりにバーンズがダニエルを挑発。バーンズはシルバーが提供する「おいしいエサ」に釣られて、ダニエルを叩きのめす契約をしている。

8.親切な人?
ミヤギが稽古をつけてくれないので困るダニエル。シルバーが「親切な人」のフリをしてダニエルに危険な反則を教える。

9.ツッコミどころ
シルバー、クリース、バーンズの邪悪な意図を知ったミヤギ&ダニエル。シルバーらがミヤギを叩きのめそうとするが、逆に軽くやられる。ラストで戦う敵キャラ(今作ではバーンズ)が途中でミヤギに倒されるのはこのシリーズの定番。ミヤギには勝てないけど、ダニエルにはどうかな? というのがいつものパターン(パート1の「ジョニー」、パート2の「トグチ」)。そのせいで最後の対決が盛り上がりにくい。結局、このシリーズはミヤギが主役、ということか。

10.防衛戦
結局、大会に出場するダニエル(最初からそうすればよかったのに、という気も)。前大会のチャンピオンのダニエルは防衛戦の1試合のみ出場。他の出場者に圧勝するバーンズ。ダニエルはこの男に勝つことができるのか?

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鉄板映画:『ベスト・キッド2』「十大見せ場&ツッコミどころ紹介」 

ノリユキ・パット・モリタラルフ・マッチオが師弟を演じる青春カラテ映画(1986年)。じいちゃんなのに強い「ミヤギ」。その強さの秘密が明らかになる(かもしれない)パート2です。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

あらすじ
ミヤギが父の危篤の知らせを受け、故郷のオキナワへ。

1.主役
続編。高校を卒業したばかりのダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)。ダニエルが住む(ボロ)アパートの管理人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)。ミヤギの父が危篤、ということでミヤギが故郷のオキナワへ。ダニエルも同行。

2.悪役
大昔のことでしつこくミヤギを恨むサトウ(ダニー・カメコナ:「カメコナ」て。日本人ではないのが残念。せめて日系人に演じてもらいたかったところ)。ミヤギとサトウはユキエ(ノブ・マッカーシー)という女性をめぐって争い、決闘を避けるため、ミヤギがオキナワから去った過去が。そのためサトウはミヤギを「卑怯者」呼ばわり。サトウの甥トグチ(ユウジ・オクモト)がサトウの命令でミヤギ&ダニエルに様々な嫌がらせ。

3.ヒロイン
前回に続いてヒロインが登場。前作のアリは「大学のフットボーラーに恋をした」ということで今作には登場せず(やっぱり、いい加減な女だったアリ。車を壊したうえ、ダニエルをもてあそんだだけ)。今回のヒロインは二人。ミヤギの元恋人ユキエ。ダニエルと親しくなるクミコ(タムリン・トミタ)。

4.卑怯者
前回の「コブラ会」がオープニングに登場。「コブラ会」道場主のクリース(マーティン・コーヴ)。ふがいない負け方をした弟子に怒りが治まらず、当たり散らす。そして、ついにミヤギにまで手を出す。どんな勝負になるか? オキナワではミヤギを「卑怯者」呼ばわりするサトウ&トグチ。村人を騙したり、町を破壊したり、ミヤギの実家を襲撃したり(どっちが卑怯モンやねん)。

5.勝手なことを
ミヤギの帰郷に付いていくダニエル。大学に行くはずの学費を勝手に使って旅券を購入。ダニエルという男は勝手に物事を進める傾向にある(パート3にも注目されたい)。

6.カラテ
今回は「でんでん太鼓」が重要ポイント(太鼓の動きがカラテにも使える、という話)。ダニエルが6枚の氷の板を割れるかどうかをトグチと賭けるシーン、最後の「ダニエル vs. トグチ」に注目。

7.ツッコミどころ①
この「トグチ」という奴。オキナワに到着したミヤギをわざとらしい笑顔で出迎え。途中、コロッと態度を変え、伯父(叔父?)と一緒にミヤギを「卑怯者」呼ばわり。そしてついにミヤギと対決、アッサリ敗北(弱)。パート1でも「ジョニー」という不良をミヤギは軽く倒した。「ラストバトル」で戦う敵キャラが途中でミヤギに倒されてしまうのも、このシリーズの特徴。

8.ツッコミどころ②
「サトウ」とかいうオッチャン。妙にヒネた奴。いつまでもしつこくミヤギを恨み、村までボロボロに(カネ持ちだけど賢くない奴)。ミヤギとの決闘を強く求めるが・・・。

9.台風
オキナワでは台風はよくあること。猛烈な台風で窮地に陥るサトウ。そして・・・(「ネタバレ」になってしまうためハッキリ書けないのが残念)。

10.オキナワ
一応、日本が舞台ということであちこちに日本語が。しかし、この映画は沖縄ではロケされていないらしい(フィリピン、ロサンゼルスのリトル・トーキョーで撮影された、とか)。「沖縄」というより「オキナワ」と書いた方がしっくりくる映画。看板や日本語が使われるシーンにも注目です。

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鉄板映画:『ベスト・キッド』「十大見せ場&ツッコミどころ紹介」 

ノリユキ・パット・モリタラルフ・マッチオが師弟を演じる青春カラテ映画(1984年公開)。じいちゃんなのに強い「ミヤギ」、悪党なのに妙に魅力的な「コブラ会」に注目です。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

あらすじ
高校生が転校先で地元のカラテグループに狙われる。

1.主役
感動的なシーンもある名作。しかし、「珍演出」が多い作品でもあります。ストーリー上の主役は高校生のダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)。カラテの経験がある、ということで不良に勇敢に立ち向かうが・・・。

2.師匠
ダニエルが住む(ボロ)アパートの管理人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)。蛇口を直してもらいたいダニエルだが、ミヤギは箸でハエを捕らえるのに忙しい(箸でハエ? 汚い。「日本人はこんなことをするヘンな奴ら」だと西洋人に勘違いされたくないですね)。

3.ヒロイン
こういう「格闘モノ映画」には美女が必須。ビーチでサッカーをするダニエルがかわいいアリ(エリザベス・シュー)に一目惚れ。アリは笑顔が実にまぶしい、いかにも「アメリカ美人」といった感じの子。

4.不良
ダニエルとアリがエエ感じになってるのが気に食わないジョニー(ウィリアム・ザブカ)。アリの元恋人であるジョニーはアリにしつこくつきまとい、止めに入ったダニエルをカラテで倒す。

5.いらんことしい
「カラテ経験者」ということだけどダニエルはハッキリ言って強くない。「カラテ言うても通信教育やけどな」を地で行くような奴。それなのに仮装パーティーでジョニーとトラブルを起こし、またしてもカラテでボロボロに。

6.決着
ミヤジ、ではなくミヤギが間に入ってダニエルとジョニーの因縁に決着をつけようとする。ジョニーが通うカラテ道場「コブラ会」に抗議。元軍人で大尉だった道場主のクリース(マーティン・コーヴ)とニラみ合うミヤギ。少年たちの問題をカラテ大会での試合で決着をつけることに。

7.レーニン
ダニエルにカラテを教えることになったミヤギ。車のワックスがけ、床板を砂やすりで磨く作業、塀や家のペンキ塗り、ビーチでバランスをとる訓練、打撃練習。「コレがカラテの特訓?」てな感じでダニエルが不服そうな顔をするシーンにも注目。

8.ツッコミどころ
カネ持ちのお嬢様であるアリはダニエルのどこが気に入ったのだろう? 何となくダニエルは遊ばれてるだけのような気がするのは私だけではないはず。アリのラジオを壊すジョニー(短気な馬鹿野郎)。アリのことが好きなら、そんなことは絶対にしないはず。ジョニーも裕福な家庭の子。アリの両親はジョニーと娘に一緒になってもらいたいと思っている(カネしか頭にないんか?)。

9.強さ
驚くべき強さのミヤギ。動きは遅いが、ジョニーら数人の不良を軽くKO。ビーチでは態度が悪いオッサンのビール瓶を手刀でぶった斬る(瓶が固定されていてゴムのように揺れるシーンに注目)。「カラテの達人」というのは年を取ってもそんなに強いものなのだろうか?

10.決着戦
大口叩くわりにはあんまり強くない「コブラ会」。チャド・マックイーン(スティーブ・マックイーンの息子)演じる「ダッチ」はスゴイ目力でダニエルを脅すが、敗北(ドジ)。ジョニーはどの程度の強さか? 既にミヤギには完敗しているが。ダニエルはへっぴり腰。そんな構えでジョニーに勝てるんかいな、という気がした大会決勝戦に注目です。

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鉄板映画:『コマンドー』「十大見せ場&ツッコミどころ紹介」 

アーノルド・シュワルツェネッガーが無敵の軍人を演じるハードなアクション映画(1985年公開)。敵を倒しまくるシーンが迫力。コミカルな演出も楽しい。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

あらすじ
元軍人が娘をさらわれて救出しようとする

1.主役
元軍人ジョン・メイトリクス(アーノルド・シュワルツェネッガー)。軍を辞め、娘ジェニー(アリッサ・ミラノ)と山で静かに暮らしている。ジョンのかつての部下が次々に殺され、ジョンとジェニーも襲われる。

2.悪役
事件の黒幕はバルベルデ(架空の国)の元大統領アリアス。残酷な独裁者だったため、ジョンが率いる部隊によって大統領の座を追われた過去。ジョンに恨みを晴らし、かつ大統領に返り咲くため、ジョンに現大統領を暗殺させようとする。この男の部下には、ジョンのかつての部下ベネット(ヴァーノン・ウェルズ)、元グリーンベレーのクック(ビル・デューク)、よくしゃべる陽気なナンパ男サリー(デヴィッド・パトリック・ケリー)、ジョンを監視するエンリケ、など多数。

3.ヒロイン
こういう映画には「いい女」がつきもの。ジェニー役のアリッサ・ミラノがカワイイ。ジョンがアリアスにさらわれたジェニーを捜す中、全く関係ないのに事件に巻き込まれてしまうシンディ(レイ・ドーン・チョン)。車を壊されたり、男同士の壮絶な果たし合いを至近距離で目撃してビビったり。

4.アクション
娘を誘拐されて怒りに燃えるジョンが大暴れするシーンが見せ場。自宅に侵入した襲撃者との戦い&カースタント、旅客機から脱出、デパートでの乱闘、モーテルでのクックとの肉弾戦、ロケット弾で護送車が横転、アリアスの島での戦闘、など。

5.笑い
ハードすぎるため、逆に笑ってしまう映画でもあります。ジョンが一人で大勢の敵と戦闘。敵がいくら銃撃してもジョンには全く弾が当たらない(不思議)。ありえない強さ。他にも、調子コイてる敵に「ナメるな」と一言(そして始末)、サリーに「最後に○してやる」、旅客機内でスチュワーデスに「(手荷物は)コイツだけだ」、デパートでの乱闘(電話ボックス破壊、ターザンばりのジャンプ、ほか)、ガケから落とされるサリー、オンボロ水上機、ベネットとかいう奴(ジョンの挑発に乗ってしまう単細胞ぶり)、ほか。

6.ツッコミどころ
ジョンの住所を調べるために、アリアスの手下がジョンの部下を次々に始末するシーン(そんなことしなくても住所を調べるのは可能なような気がする)。シンディがロケット弾で警察の護送車を撃つシーン(かなりの重罪)。島での戦闘で建物などあちこちを爆破するジョン(もし、その建物に娘がいたらどうすんだ?)。アリアスの計画(ジョンに現大統領を暗殺させる作戦。うまくいくと思ってる?)。

7.やられっぷり
悪役がなかなかの魅力。モーテルでデカいジョンとクックが素手で戦うシーンはかなりの迫力。(お色気シーンを入れながら)ジョンとクックの激しい戦いが展開されるシーンに注目。ベネットは強いけど、ちょっと「おバカ」が入ってます(ラストの決着戦、ほか)。ガケから落とされるサリー、旅客機内でジョンに始末される監視役のエンリケ、黒幕のアリアス。彼らのやられっぷりの見事なこと。そのため、ハードな内容ながら、何度見ても楽しめる作品になっています。

8.とばっちり
サリーを追ってデパートへやってきたジョン。警備員から「不審者」扱いされてしまい、乱闘騒ぎ。「仕事」としてジョンを取り押さえようとする警備員たちだが、投げ飛ばされたり、サリーに撃たれたり。何も悪くないのに大被害に遭う警備員たち。でも、女の前でエエかっこしようとしていた。その罰が当たったのかもしれない。

9.役立たず
ジョンのかつての上官であるカービー将軍。山で静かに暮らすジョンに部下が殺されていることを知らせに。そのことでアリアスにジョンの住所を知られてしまう(ドジ)。アリアスの島での戦闘。一人で戦うジョン。戦闘が終わってから島に到着するカービー。ジョンに「軍に戻ってきてくれ」と頼むが、「断る」と言われてしまう。「ジョンが戦う映画」だから仕方がないのですが、この映画では、軍、警察、警備員が全く役に立たない。それどころか邪魔をする(給料泥棒?)。

10.軍放出品販売所
アメリカにはこんな店が。軍が使った中古品(?)を売る店。実に豊富な品揃え(100円ショップ「ダイ○ー」ばり)。軍服などは店内に展示されていますが、重火器類は別室。ちゃんとその場所を知っているジョンはせっせと銃を調達(窃盗罪)。それなのに、警官が来ていることに気付かないとは(意外にドジなメイトリクス師匠)。

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鉄板映画:80年代傑作映画チラシ&予告編紹介⑫「ブッシュマンではなくてコイサンマン」

かつては「ブッシュマン」と呼ばれた人が登場する『コイサンマン』、地球人と宇宙人が恋愛するコメディ『ボクの彼女は地球人』(1989年)を紹介します。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

コイサンマン』(The Gods Must Be Crazy II)1989年
天地創造以来の大事件」
Cast:ニカウ、キリ、キサ

(コメント)
コイサンマン」って何? ってな感じのタイトル。「ブッシュマン」って言うたらアカンのやて。いわゆる「差別用語」なのだそうな(白人が勝手に名付けた呼び方だから、というのが理由)。チラシには「(文部省(当時)の指導により)教科書から差別的な呼称を追放へ」とある。「ホッテントット」「ブッシュマン」「奴隷海岸」がその例として挙げられています。「コイサンマン」というのは「コイサン語を話す人たち」の意。映画ソフトについてはさらに説明が必要。コーラの瓶をニカウさんが捨てに行く1980年の作品は『ブッシュマン』(または『ミラクルワールド/ブッシュマン』)で、DVDのタイトルでは『コイサンマン』。1989年の『コイサンマン』はそのパート2で、DVDのタイトルは『コイサンマン2』。なんかややこしい感じがしますが、ファンの方はお間違えのないように。パート2である『コイサンマン』は南アフリカボツワナ共和国からブッシュマン、ではなくてコイサンマンの子供が行方不明になる、というもの。消えた二人の子供の行方は?

YouTube)予告編

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『ボクの彼女は地球人』(Brand New Girl)1989年
「おかしなエイリアンが現れた」
Cast:ジーナ・デイビスジェフ・ゴールドブラム、ジュリー・ブラウン

(コメント)
SFファンタジーなラブコメディ映画。美女ヴァレリージーナ・デイビス)。婚約者テッドの浮気に意気消沈。そんな時、三人の宇宙人が現れ、ヴァレリーはそのうちの一人マック(ジェフ・ゴールドブラム)に興味を引かれていく・・・。地球人と宇宙人の交際を描いた映画。面白い作品なのかどうかはわかりませんが、ヒロインがジーナ・デイビスですので彼女の美しさを観るだけでもファンの方は満足できるのではないかと。「ホール&オーツ」の曲など音楽にも注目の映画です。

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