「鉄板映画:人気スター映画のブログ」世界チャンピオンになったロッキーが世界ランキング1位の強豪の挑戦を受ける『ロッキー3』、ソ連のアマチュア世界王者と戦う『ロッキー4 炎の友情』を紹介します。
『ロッキー3』(Rocky III)
1.ストーリー
世界王者が危険なチャレンジャーの挑戦を受ける。
(1982年公開)
2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(ボクサー)
タリア・シャイア(ボクサーの妻)
バート・ヤング(義兄)
バージェス・メレディス(トレーナー)
カール・ウェザース(元世界王者)
ミスター・T(世界ランク1位)
ハルク・ホーガン(プロレスの王者)
3.注目のシーン
①主役
「地味なタフ男」にすぎなかったロッキー(シルヴェスター・スタローン)。(前作で)アポロ(カール・ウェザース)を破って世界王者に。10回のタイトル防衛。プライベートもボクシング以外の仕事も順調。
②悪役
そんなロッキーに「オレと戦え」と盛んに挑発する世界ランキング1位クラバー・ラング(ミスター・T)。ついに対戦が決定。これまで待たされた恨みを晴らすかのように猛打をロッキーに叩き込む。
③キャラ
一作目から続いて登場するのはロッキー、エイドリアン(タリア・シャイア)、ロッキーの義兄でエイドリアンの兄ポーリー(バート・ヤング)、ロッキーのトレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)、元世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリード(カール・ウェザース)、アポロのトレーナーだったデューク(トニー・バートン)、など。
④アクション
何と言っても二回に渡って行われる「ロッキー vs. クラバー」が迫力。トレーニングシーンにも大いに注目。それともう一つ。「異種格闘技戦」として「ロッキー vs. サンダーリップス(ハルク・ホーガン)」。対決の行方は?
⑤演出
音楽が雰囲気を盛り上げる映画。ロッキーとクラバーのKOシーン&エンドロールで流れる名曲「アイ・オブ・ザ・タイガー」がカッコいい。
4.感想
シリーズ第三弾。すっかり大物になったロッキー。一作目とは全然違う人に。二作目ではCMの仕事をトチって金欠になったロッキー。パート3では自信を付けたか、CMやその他の仕事もキッチリこなして大金持ちに。しかし逆風が吹くのがロッキーシリーズのパターン。世界最強のチャレンジャー、クラバーの挑戦を受けることに。その前にロッキーはプロレスのチャンピオン、サンダーリップスと異種格闘技戦(ギロチンドロップ、ブレーンバスターを食らうロッキー)。そしてクラバーとの試合でロッキーは滅多打ちに。自信を完全に失ったロッキー。どんな復活劇を見せてくれるのか? 名シーン、迫力のシーン、音楽の映画。ドラマ的なシーンが特にオススメ(ロッキーと試合直前に倒れたミッキーの会話、ロッキーとエイドリアンの浜辺での会話)。DVDにはテレビ放送時の吹き替えも入っているオススメの名作です。
(予告編:YouTubeより)
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『ロッキー4 炎の友情』(Rocky IV)
1.ストーリー
プロの世界王者がソ連でアマチュアボクシング世界王者と対戦する。
(1985年公開)
2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(ボクサー)
タリア・シャイア(ボクサーの妻)
バート・ヤング(義兄)
カール・ウェザース(元世界王者)
ブリジット・ニールセン(ボクサーの妻)
ドルフ・ラングレン(アマ世界王者)
3.注目のシーン
①主役
プロボクシング世界ヘビー級王者ロッキー(シルヴェスター・スタローン)。(前作で)クラバー・ラングを破って世界王座を奪回したが、年齢のこともあり引退を考える。
②悪役
ソ連。米ソ冷戦時代の映画。アマスポーツで実績のあるソ連がプロボクシングに参入。自信満々のソ連陣営のトップバッターはアマチュアボクシング世界王者ドラゴ(ドルフ・ラングレン)。ニックネームは「シベリア特急」。驚異的なパンチ力を持つ男(ヘビー級が耐えられるパンチ:1インチ平方700ポンド。ドラゴのパンチ力:1850ポンド)。ソ連側の希望はロッキーへの挑戦。
③キャラ
一作目から続いて登場するのはロッキー、エイドリアン(タリア・シャイア)、ロッキーの義兄でエイドリアンの兄ポーリー(バート・ヤング)、元世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリード(カール・ウェザース)、アポロのトレーナーだったデューク(トニー・バートン)など。
④アクション
シリーズおなじみのリアルなファイトシーン(「アポロ vs. ドラゴ」「ロッキー vs. ドラゴ」)とトレーニングシーンが見せ場。モスクワでの対決に備えるロッキーとドラゴのトレーニングシーンではそれぞれが違ったアプローチで鍛える姿が印象的。
⑤演出
音楽が充実しているのもこのシリーズの特徴。映画というよりまるでミュージックビデオみたいだ、という批評もありますが、この作品は音楽が作品を大いに盛り上げています(特にジェームス・ブラウンが熱唱するシーン、ロッキーが過去の出来事を振り返りながらドラゴと戦う決意を固めるシーン、大自然のなかで原始的なトレーニングをするシーン、ソ連国歌が流れるシーン、など)。
4.感想
パート4。迫力のシーンと音楽で魅せる内容。しかしながら、この映画はファン以外にはあまり評判がよくありません。ミュージックビデオみたいだ、とか、あんなに打たれて逆転勝ちできるワケないじゃないか、といったツッコミどころがあるため。レギュラー陣はおなじみロッキー、妻エイドリアン、アポロら。新顔が二人。ソ連のアマチュアボクシング世界王者ドラゴ&妻ルドミラ(ブリジット・ニールセン)。特別出演はジェームス・ブラウン("Living in America"を熱唱)、ソ連書記長(ゴルバチョフのソックリさん。『裸の銃を持つ男』にもゴルバチョフ役で出演)ほか。充実したキャスティング、試合のシーン、ロッキーとドラゴのトレーニングシーン、(ロッキーの)家族や友人との会話、ミュージックが流れるシーンが見せ場の映画。DVDにはテレビ放送時の吹き替えも入っているオススメの作品です。
(予告編:YouTubeより)
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