「鉄板映画：人気スター映画のブログ」凄腕の刑事がママに振り回されてしまう『刑事ジョー ママにお手上げ』、山岳救助隊が武装強盗団に脅されて高山に登る『クリフハンガー』を紹介します。
『刑事ジョー ママにお手上げ』（Stop! or My Mom will Shoot）
１．ストーリー
刑事のママが違法な銃を購入したことで事件に巻き込まれる。
（1992年公開）
２．キャスト
シルヴェスター・スタローン（刑事）
エステル・ゲティ（刑事のママ）
ジョベス・ウィリアムズ（刑事）
ロジャー・リース（悪役）
３．注目のシーン
①主役
刑事ジョー（シルヴェスター・スタローン）。危険な銃撃戦にもひるまない勇敢な男。そんなジョーにも苦手な人物が。交際中の女性（グウェン警部補。ジョーの上司でもある：ジョベス・ウィリアムズ）とママ（エステル・ゲティ）。凶悪犯にはビビらないジョーも女性には手を焼いている。「仕事が忙しい」という口実を作ってママに会うのを避けるジョーだが・・・。
②悪役
武器を扱う会社の社長パーネル（ロジャー・リース）。怪しい奴。「倉庫の火事で武器が燃えた」として保険金を受け取ったことがある。
③キャラ
ママが周囲を振り回す映画。突然ジョーの家に押し掛け、銃を洗う、大量の朝食を作るなど、気合いを入れて家事。しかし、そのせいでジョーは嫌な夢を見るようになってしまうのだ（余計なことばっかりしくさるうえに逆ギレするママ。ハッキリ言って「何やねん、このバァさん」と言いたくなるようなキャラですが、ママは若い頃に夫を亡くしているため、ジョーだけが生き甲斐なのです）。他にも、ジョーの同僚刑事ロス、町で違法な銃を売る（怪しい）お兄さん、悪役パーネルらがママにしてやられる役どころで登場。
④アクション
火災現場での捜索、カーチェイス、空港での対決がアクション的にオススメ。
４．感想
スタローンがコメディに挑戦。『ロッキー』『ランボー』シリーズでトップ・アクションスターになったスタローン。今までとはちょいと雰囲気が違うキャラもやってみようかい、ってな感じでこの作品に出演したのだと思われます（違う？）。結構恥ずかしいシーンもあります（後々までイジられそうなシーン）。ツッコミながら楽しむ映画。刑事ジョーのママが強引にジョーの家に押し掛ける。ジョーの銃を洗ったり（余計なことを）、朝食を大量に作ったり（そんなに食えるか）。そして、そのせいでジョーは嫌な夢を見るようになってしまう（実に恥ずかしい珍シーン）。銃を壊してしまってさすがに悪いことをしたと思ったママ。町のお兄さんから銃を買う。ジョーはその銃の出所を捜査して悪党を追い詰める。どんな戦いになるか？ 「珍作」扱いされることが多い作品ですが、楽しいシーンが多いので私は結構この作品が気に入っています。コミカルなシーンとしては、空港にママを迎えに行ったジョーがスチュワーデスや利用客にクスクス笑われるシーン、ママからのプレゼントにジョーが（ワクワクしながら）包みを開けるシーン（開けてビックリ）など（他にもいっぱいあります）。悪役もコミカルなので楽しい雰囲気。アクション、コメディ、キャラが充実した映画。好きなシーンを自由に楽しむ作品です。
（予告編：YouTubeより）
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『クリフハンガー』（Cliffhanger）
１．ストーリー
山岳救助隊が武装強盗団に脅されて高山に登る。
（1993年公開）
２．キャスト
シルベスター・スタローン（山岳救助隊）
マイケル・ルーカー（山岳救助隊）
ジャニーン・ターナー（山岳救助隊）
レオン（強盗団）
ジョン・リスゴー（強盗団）
３．注目のシーン
①主役
元・山岳救助隊員ゲイブ・ウォーカー（シルベスター・スタローン）。高山で立ち往生してしまった親友ハル（マイケル・ルーカー）の恋人を助けられなかった過去。隊員のジェシー（ジャニーン・ターナー）に励まされるが、つらさに耐えられない状況。そして事件が起こる。
②悪役
外国決済に使われる1000ドル紙幣を飛行機で運ぶ財務省造幣局。それを狙う武装強盗団。ところがミステイク。1000ドル紙幣が入った３個のケースが雪山に落下。強盗団が山岳救助隊に「救助」を要請。山に詳しい救助隊に道案内をさせる計画。強盗団のリーダーは狡猾なエリック・クアレン（ジョン・リスゴー）。手下は残忍なキネット（レオン）、財務省の裏切り者、エリックの女、サッカー好きの男、ほか。
③アクション
強盗団に脅されてケースを探すゲイブとハルに注目。恋人の事故以来ゲイブを嫌うハルだが、ひとまず「休戦」。雪崩に見舞われながらも二人で強盗団に反撃しようとする。
４．感想
スタローンが武装強盗団と高山で戦う映画。クリント・イーストウッドの『アイガー・サンクション』のような、見ているだけで寒くなる高山でのハードアクションが見せ場。大スターなのに体を張るスタローンの勇姿に特に注目。『クール・ランニング』で有名なレオンがその時とは全くイメージが違う悪役で出演。雪山での死闘（ヘリを使ったアクションシーンにも注目）、1000ドル札、あまりにも有名な冒頭の「救助シーン」（他の映画のパロディーにもなったり）が見せ場のアクション大作です。
（作品情報：各種資料より）
・スタローンはいわゆる「高所恐怖症」（どんな気持ちで撮影に臨んだのだろう？）
（予告編：YouTubeより）
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