「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(14)「事故の真相&カウンセリング施設での死闘」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ラスべガスの取り立て屋が弟の死の真相を追って意外な真実を知ってしまう『追撃者』、FBI捜査官がストーカー的な凶悪犯に狙われるサスペンス作『D-TOX』を紹介します。

『追撃者』(Sylvester Stallone:Get Carter)

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映画チラシ

1.ストーリー
取り立て屋が弟の死の真相を追う。
(2000年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(取り立て屋)
ミッキー・ローク(犯罪者)
アラン・カミング(企業経営者)
マイケル・ケイン(クラブのオーナー)

3.注目のシーン
①主役
ラスべガスの取り立て屋ジャック・カーター(シルヴェスター・スタローン)。疎遠だった弟が事故で死亡。葬儀に参列するが、弟の娘ドリーンはそっけない態度。「弟の死」に疑問を感じたカーターは「ベガスに戻れ」というボスの命令を無視して、弟の知り合いを訪ねる。

②悪役
カーターの弟は事故死だったのか? 弟の知り合いには「ワケあり」な連中が。弟が働いていたクラブ「ジョージ」のオーナー(マイケル・ケイン)、弟の愛人、犯罪者サイラス(ミッキー・ローク)、ネット企業の経営者キニア(アラン・カミング)。

③アクション
サスペンス作。しかしながら「スタローン主演」となるとアクションシーンも必要。ベガスからやって来た暗殺者とカーターのエレベーターでの死闘、カーターとサイラスの乱闘などが見せ場。カーチェイス、調子コイている奴に制裁を加えるシーンもあります。

4.感想
マイケル・ケインが1971年に主演した『狙撃者』のリメイク作品。『勝利への脱出』で共演したスタローンとケインが再共演。「事件の真相」が見せ場。「弟の死」に深く関与している者もいれば、巻き込まれた形になっているだけの者も。ジャックとサイラスに過去に何があったのか、は本編で語られることはなかった(二人の関係がイマイチよくわからないのが残念)。「何か」を隠しているワケありな登場人物たち。世の中には「知らない方がいいこともある」という映画です。

(予告編:YouTubeより)

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『D-TOX』(Eye See You)

1.ストーリー
FBI捜査官が凶悪犯に執拗に狙われる。
(2002年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(FBI捜査官)
チャールズ・S・ダットン(刑事)
ポリー・ウォーカー(医師)
ロバート・パトリック(入所者)
クリス・クリストファーソン(施設の所長)

3.注目のシーン
①主役
FBI捜査官マロイ(シルヴェスター・スタローン)。連続警官殺しを捜査するが、犯人の手口がいつも異なるため解決できない状況。犯人が電話でマロイを挑発。マロイの婚約者に悲劇が。追い込まれた犯人と撃ち合うマロイだが、取り逃がしてしまう。そして三ヶ月後。すっかり精神が参ってしまったマロイは上司(チャールズ・S・ダットン)の勧めでカウンセリング施設「D-TOX」に行くことに。

②悪役
マロイをしつこくつけ狙う奴。娼婦に強い嫌悪感を持ち、残忍なことをした過去。かつてマロイに犯行を阻止されたことを恨んでいるらしい。他人の身分を借用し、カウンセリング施設に潜り込む。狙いはマロイの命。

③キャラ
カウンセリング施設には医師(ポリー・ウォーカー)、心に傷を負った警官たち。互いに悩みを告白し合う。そして次々に入所者たちが死亡。何者かによる犯行。ただでさえ精神が不安定な入所者たちは互いに疑う。

4.感想
スタローンが正体不明の凶悪犯に追われるサスペンス。緊迫感で勝負する映画。「悲惨な目に遭って暗く落ち込む役」は彼には似合わないような気もしますが、これはそういう作品。ストーカー的な奴がしつこくマロイを狙う(クリント・イーストウッドブラッド・ワーク』に似た設定)。その正体は? 『プラトーン』『メジャーリーグ』のトム・ベレンジャーが地味な役で出演。カウンセリング施設「D-TOX」(かつて陸軍の施設だった独特の建物)、吹雪の中での銃撃戦、犯人との決着戦に注目です。

(予告編:YouTubeより)

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