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鉄板映画:ハリソン・フォード特集(3)「伝説の聖杯&宇宙人パワー」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ムチを扱う考古学者が伝説の「聖杯」を探す『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』、謎のクリスタルの秘密を追う『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』を紹介します。

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(Indiana Jones and the Last Crusade)

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映画チラシ

1.ストーリー
考古学者が伝説の「聖杯」を捜す。
(1989年公開)

2.キャスト
ハリソン・フォード(考古学者)
アリソン・ドゥーディ(助手)
ジョン・リス・デイヴィス(友人)
デンホルム・エリオット(大学の副学部長)
リヴァー・フェニックス(少年時代)
ジュリアン・グローヴァー(大富豪)
ショーン・コネリー(研究家)

3.注目のシーン
①主役
1938年が舞台。主役は考古学者インディ(ハリソン・フォード。「少年時代のインディ」を演じるのはリヴァー・フェニックス。インディの「ヘビ嫌い」「アゴのキズ」の由来が明らかになるシーンに登場)。伝説の「聖杯」(「キリストの奇跡」によって不老不死になれる杯)を手に入れたい大富豪ドノバン(ジュリアン・グローヴァー)が「聖杯」研究一筋であるインディの父ヘンリー(ショーン・コネリー)に「聖杯」捜しを依頼したが、ヘンリーは行方不明になったという。ドノバンから支援を求められたインディはベニスへ向かう。

②悪役
一作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と同様、またしてもナチスドイツが。「聖杯」パワーを求める総統のために党員たちがヘンリーを傷つけ、インディを脅す。

③キャラ
ヘンリーの助手エルザ(アリソン・ドゥーディ)。実に美しい女。インディの「聖杯」捜しに協力。一作目に登場したジョン・リス・デイヴィス、デンホルム・エリオットナチスとの攻防で頑張る役で出演。他に、インディの「聖杯」探求を妨害しようとする謎の男たち、など。

④アクション
アクションシーンもコミカルな映画。特にショーン・コネリー演じる「ヘンリー」は「聖杯」研究をしてきた学者生活一筋の男であるため、戦闘シーンでは派手に活躍するのではなく、ドジって観客を笑わせる役どころになっています。インディが活躍するシーンは迫力。ボートアクション、敵に捕らえられたヘンリーとインディの逃走劇、戦車を追跡(危険なスタント)、「聖杯への道」&危険な仕掛け、がオススメ。

4.感想
インディ親子が「伝説」を目指す傑作。ショーン・コネリーハリソン・フォードが親子役で夢の共演。『007』シリーズでは「凄腕のスパイ」を演じたコネリーが今作では「ドジなオジサン」を演じます。少年時代のインディ役でリヴァー・フェニックス。「1912年のシーン」からスタート。ユタ州ボーイスカウト活動をするインディ少年。盗掘者たちから貴重品を守ろうとするが、父ヘンリーは無関心。そして1938年。「聖杯」を求め、親子が協力することに。「聖杯」とは?  インディ親子は「聖杯」を手に入れることができるのか? コメディとアクションが充実した映画。大変なパワーを持つ「聖杯」を手に入れたいインディ、ドノバン、ナチス。インディ&ヘンリーがナチスの追跡をかわそうとするシーンが特に面白い。オススメのシーンは他にも、インディの少年時代(列車での攻防。ヘビ、ライオン、ムチとアゴの傷)、インディとエルザが図書館の地下を捜索するシーン(炎に包まれる危機。ただし、ネズミが嫌いな人は要注意。この「ネズミ」は機械仕掛けのおもちゃだそうですが、実にリアル)、インディがナチの集会で「あの人」からサインをもらうシーン、など。アクションシーンにもユーモラスな演出が加わっているため、鑑賞しやすい映画になっています。アリソン・ドゥーディの美女っぷりにも注目の傑作です。

作品情報:各種資料より
・フォードとコネリーの年齢差は12歳

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)

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映画チラシ

1.ストーリー
考古学者が「クリスタル・スカル」をめぐってソ連と対決する。
(2008年公開)

2.キャスト
ハリソン・フォード(考古学者)
シャイア・ラブーフ(青年)
カレン・アレン(女)
ケイト・ブランシェットソ連の大佐)

3.注目のシーン
①主役
舞台は1957年。考古学者であり大学教授でもあるインディ(ハリソン・フォード)。ソ連のイリーナ大佐(ケイト・ブランシェット)に脅されて、ネバダ州の陸軍基地に連行される。その理由は?

②悪役
戦後が舞台。ナチスに代わってソ連が「アメリカのライバル」として対抗。軍事競争が激しくなっていく状況で、ソ連、というよりスターリンは「クリスタル・スカル」の超能力を手に入れて世界のトップに立とうとする。スターリンの「お気に入り」であるイリーナはインディを利用して「クリスタル・スカル」を入手するのが任務。

③キャラ
インディに助けを求めてやってきた青年マット(シャイア・ラブーフ)、一作目のマリオン(カレン・アレンが再登場。シリーズのファンには嬉しい演出)。彼らとインディの関係に注目。

④アクション
さすがに「インディ」を演じるには年齢的に無理がある年になったハリソン・フォード。アクションシーンはCGが多い。軍倉庫でのインディとソ連の対決、核爆発&冷蔵庫(「マネキンの町」にも注目)、インディとマットがFBIに追われて逃走するシーン、ジャングルでの攻防(スカルを奪回しようとするインディとソ連軍の対決。ジャングルを切り開く車が凄い)、遺跡での決着戦&スカルの超能力、が迫力のある見せ場。

4.感想
あまり評判がよろしくないシリーズ第四弾。ハリソン・フォードが年を取ったこと、CGが多い、ファンタジー映画的な演出がシリーズのイメージと合っていない(ような気がする)、というのが理由だと思われます。しかしながら、シリーズ特有の面白さ(アクション&ユーモラスな演出)はちゃんとあります。舞台は1957年。ソ連が超能力で西側に対し優位に立とうとする。「クリスタル・スカル」をめぐってインディとソ連のイリーナ大佐一味が対決。その結末は? アクション、ユーモラスな演出で魅せる映画。インディと青年マットの関係、といった人間関係も面白い。インディとマリオンの再会、流砂のシーン(ヘビとインディ)はコミカル。シリーズおなじみ「生物が大量に登場するシーン」は軍隊アリ。見せ場を盛り込んだ傑作です。

作品情報:各種資料より
・『最後の聖戦』から19年後に撮影された(作品の舞台も「19年後」、という設定)

(予告編:YouTubeより)

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