「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:ジム・キャリー特集(5)「二重人格&神様の代理」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ストレスいっぱいの白バイ警官がついにキレてしまう『ふたりの男とひとりの女』、ツイてない男が神様から代役を任される『ブルース・オールマイティ』を紹介します。

『ふたりの男とひとりの女』(Me, Myself & Irene)

f:id:wcwgold:20220215093052j:plain

映画チラシ

1.ストーリー
白バイ警官が悪徳役人に追われる女を助けようとする。
(2000年公開)

2.キャスト
ジム・キャリー(白バイ警官)
レネー・ゼルウィガー(ワケありの女)

3.注目のシーン
①主役
白バイ警官のチャーリー(ジム・キャリー)。幸せいっぱいだったが美しい妻に去られて以来、周囲からコケにされる存在に。ストレスが限界を越え、ついに二重人格になってしまった。

②悪役
そんなチャーリーが気分転換も兼ねて、ある任務に就くことに。ニューヨークで指名手配中の女アイリーン(レネー・ゼルウィガー)をニューヨークに送る任務。アイリーンは実は悪者ではなく、犯罪者に利用されてきた女。犯罪の秘密を警察に漏らされると考えた悪党たちはアイリーンを始末しようとする。

③キャラ
チャーリーから去っていった前妻が残した三人の「息子」はなかなかの天才。言葉は汚いが、チャーリーに懐いている。

④笑い
チャーリーが町の連中からコケにされるシーン、そいつらに仕返しするシーン(暴言を吐く、女の子に仕返し、車で床屋に突っ込む、若いママさんに甘える、など)、二重人格が同居して自分自身とケンカするシーンが主な笑いどころ。他にも、口が渇いてキレそうになるシーン、路上の牛、カーク・ダグラスみたいなアゴ、TV画面に映るリチャード・プライアー、意外な活躍をする「白い人」、エンドロールでエキストラを紹介する演出なども楽しい。

4.感想
ジム・キャリー」といえば「変顔」「オーバーアクション」。普通の男が「マスク」で変身して大暴れする『マスク』、「息子の願い」でホンネをぶちまける『ライアー ライアー』。今回は「ストレス」で別人に変身してしまう映画。幸せいっぱいだったのに妻に去られて以来、ストレスばかりのチャーリー。ついに我慢の限界を越え、二重人格に。アイリーンとの出会いで心が大きく揺れ動く。チャーリー&アイリーンは一体どうなってしまうのか? ジム・キャリーの個人芸、レネー・ゼルウィガーのかわいらしさ、コミカルな演出が楽しい映画。普段は穏やかなチャーリーが緊張すると暴力的な「ハンク」という男に変身します。しかしながら、元々ケンカが強いワケではないため、相手を挑発しても逆にやられてしまう(ヘナチョコさは変わらない)。アイリーンは犯罪者に利用されてきた「ワケあり」の女。チャーリーに助けを求めたことで次々に問題発生。チャーリー(ハンク)&アイリーンの「危険な珍道中」を楽しむ映画。チャーリーがナメた連中に仕返しするシーン以外にも細かい笑いがいっぱい。ただし、下品なシーンには要注意です。

レネー・ゼルウィガー:『ザ・エージェント』『ブリジット・ジョーンズの日記』『シカゴ』
(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

--------------
ブルース・オールマイティ(Bruce Almighty)

f:id:wcwgold:20220215093116j:plain

映画チラシ

1.ストーリー
不満でいっぱいのTVリポーターがあるビルに呼び出されて・・・。
(2003年公開)

2.キャスト
ジム・キャリー(TVリポーター)
ジェニファー・アニストン(彼女)
モーガン・フリーマン(神様)

3.注目のシーン
①主役
TVリポーターのブルース(ジム・キャリー)。明るい性格で、現場からローカルニュースを視聴者にお伝えする日々。かわいい彼女グレース(ジェニファー・アニストン)に愛される幸せな男。しかし、ブルースにはアンカーマン(ニュース番組のメーンキャスター)になりたいという希望が。ライバルとのアンカー争いに敗れてヤケになったブルースは感情的になり、生中継でやらかす。

②神様
TV局を追放されたブルース。不満がつのる一方。「不運」を全て神様のせいにするブルースはポケベルに謎の呼び出しを受けて、あるビルに入っていく。そこにはモップで床磨きする男(モーガン・フリーマン)が・・・。

③キャラ
ブルースの周辺の人たち。ブルースを愛するグレース、ブルースとアンカーの座を争う(イヤミな)エヴァン、ブルースにからむチンピラ、ほか。

④笑い
「元気があれば何でもできる」と同様、「神様パワーがあれば何でもできる」ってな感じで神様になったブルースが「神様の力」でいろんなことをやるシーンが楽しい。チンピラに仕返し、事件を自ら起こしてその模様をスクープすることによってTV局に復帰、ライバルにイタズラ、など。しかし、いいことばかりではない。強引なことをして世界に影響を与えてしまったり、世界中の人間からの膨大な「神への祈り」に応える義務にウンザリさせられたり。

4.感想
イデアが楽しい映画。「不運」を全て神様のせいにするブルース。本来なら無視するところを神様も休みが欲しかったため、ブルースに神の仕事を代理してもらうことに。神様パワーでいろんなことを楽しむブルース。しかしそのことで、恋人と距離ができてしまい・・・。「幸せとは?」がテーマの傑作。「自分に合った幸せ」を見つけることが大事、という教訓が描かれています。娯楽であり教訓でもある映画。見所がたくさん。生中継でやらかし&解雇、ズドーーンと飛び出すキャビネット、口からスプーン、クリント・イーストウッドに変身、チンピラに仕返し、ライバルにイタズラ、付箋まみれ、エンドロールの「NGシーン」、など。ツイてない男が「神様」になる映画。神になればやりたいことは何でもできます。ただし、人の心を操ることはできません。その代償&神としてやらなければならない仕事もたくさんあります。もしアナタが神になったら何をしたいですか? グレースの「女心」にも注目の傑作です。

(予告編:YouTubeより)

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ふたりの男とひとりの女〈特別編〉 [DVD]

ブルース・オールマイティ ミラクル・エディション [DVD]

この続きはcodocで購入