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鉄板映画:ビル・マーレイ特集(3)「天然すぎる大ボケ男のスパイごっこ」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」少し抜けた男が「国際的な陰謀」を最後まで「お芝居」だと思いこんじゃう妙なコメディ『知らなすぎた男』を紹介。アメリカ人がイギリスで「スパイごっこ」を楽しむシーンに注目です。

知らなすぎた男(The Man Who Knew Too Little)

1.ストーリー
「スパイごっこ」で遊んでいるつもりの少し抜けた男が「国際的な陰謀」を最後まで「お芝居」だと思いこんで・・・。
(1997年公開)

2.キャスト
ビル・マーレイ(ヘンな兄貴)
ピーター・ギャラガー(優秀な弟)

3.注目のシーン
①主役
アメリカ人のウォレス(ビル・マーレイ)はビデオ店で働いている男。(呼ばれてもいないのに)いきなりロンドンに住む弟ジェイムズ(ピーター・ギャラガー)を訪ねる。

②弟
大事な商談があるというときにいきなりやってきた兄貴に困るジェイムズ。妻と相談し、「あるゲーム」をウォレスに楽しんでもらって時間を潰してもらおうとする。

③ゲーム
「スパイごっこ」のサービスを注文するジェイムズ。ウォレスは「殺し屋スペンサー」の役。スパイになったつもりで遊ぶウォレスに様々な出来事が(路上強盗、謎の女ローリーとの出会い、本物のスペンサー出現、殺し屋の襲撃、カーチェイス、ホテルでの騒動、爆弾)。

4.感想
マーレイが大ボケな「ウォレス」を演じる映画。シチュエーションで笑わすタイプのシュールなコメディ作。忙しいところに突然兄貴(ウォレス)が訪ねてきて困ってしまうジェイムズ。もてなす時間的な余裕がないため、「スパイごっこ」サービスでウォレスに楽しんでもらおうとする。「殺し屋スペンサー」役を楽しむウォレスに次々に本物の事件が。それらを全て「ゲーム」と思い込んでいるウォレス。どんな結末に? 本物の殺し屋に狙われるウォレスが「事件」を「リアルなもの」だということに気付かないのが「笑い」の映画。全然気付かない、というのはありえないような気がする。でも、ウソが多い今の世の中、「真実とウソ」の区別がつかないのは意外によくあるのかも。空港で喋り続けるウォレス、「アレルギーの薬」と「ビー玉のおもちゃ」、アブノーマルなカップル、(ぶっつけ本番で)ロシア風ダンスといった笑いのシーンに注目です。

(予告編:YouTubeより)

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