「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:ウィル・スミス特集(6)「超人夫婦&謎のプレゼント」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」スーパーパワーを持つ男が(無器用に)悪を倒すアクション映画『ハンコック』、何やらワケありの男が他人に「贈り物」をする暗い映画『7つの贈り物』を紹介します。

『ハンコック』(Hancock)

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映画チラシ

1.ストーリー
スーパーパワーを持つ男が(無器用に)悪を倒す。
(2008年公開)

2.キャスト
ウィル・スミス(無器用なスーパーマン
ジェイソン・ベイトマン(宣伝マン)
シャーリーズ・セロン(妻)

3.注目のシーン
①主役
スーパーパワーを持つハンコック(ウィル・スミス)。酒びたりで、町の人から「クズ」呼ばわりされるだらしない生活。武装した凶悪犯(アジア系)を追跡して捕らえるが、パトカーや道路をぶっ壊して町に甚大な被害を与える。

②悪役
ハンコックに捕らえられた連中。逆恨みして復讐しようとする。刑務所のシーン、病院での戦闘が見せ場。

③キャラ
「町の嫌われ者」ハンコック。しかし、踏切で命を落としかけたレイ(ジェイソン・ベイトマン)はハンコックに助けられて、感謝。その「お礼」としてハンコックのイメージアップ役を買って出ることに。しかし、レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)はそれに不満そうな顔(それには深いワケが)。

④演出
CGで表現したハンコックのスーパーパワーを楽しむ映画。町を壊す戦い、立てこもり事件や囚人脱走事件への対応。レイが「YouTube」にアップされた映像を見てハンコックの態度を振り返るシーンは個性的な演出。ハンコックがパトカーをかついで盾にするシーンは、アーノルド・シュワルツェネッガーカップヌードルのCMみたいな感じで妙に楽しい。

4.感想
宇宙人をぶっ倒したり、レジェンドになったりのウィル・スミスがついにスーパーマンに。CGを使った「ぶっ壊し」ムービー。迫力の映像(空を飛ぶ、列車に衝突、一瞬で腕を取る)が売り物。スーパーパワーを持つハンコック。せっかく頑張っても町を壊して「やり過ぎ!」と非難されたり、人妻に冷たい目で見られたり、ナマイキな子供にまでコケにされたり(その「お仕置き」に注目)。イメチェンを図って汚名返上なるか?  ハンコックは「ヒーロー」にしては珍しくアイデンティティに悩みながら戦うキャラ。こういう演出が好きかどうかでこの映画を観た人の評価が分かれそう。ハンコックが楽しそうにするシーンがもっと欲しかったような気もします。

作品情報:各種資料より
・劇場公開版(92分)、未公開シーンが追加されたエクステンデッド版(102分)の2つのバージョンがある
(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『7つの贈り物』(Seven Pounds)

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映画チラシ

1.ストーリー
何やらワケありの男が他人に「贈り物」をする。
(2008年公開)

2.キャスト
ウィル・スミス(ワケありの男)
ウディ・ハレルソン(盲目)

3.注目のシーン
①主役
国税庁のベン」と名乗る男(ウィル・スミス)。他人の人柄を調べたり、部屋でクラゲを飼ったり。

②キャラ
盲目のオペレーターであるエズラウディ・ハレルソン)、心臓が弱い女性エミリー、パートナーの暴力に苦しむ女性。こういった人たちを調査する「国税庁のベン」。彼らとはどういう関係なのか?  その目的は?

4.感想
タイトルが『7つの贈り物』。クリスマスが舞台のファンタジー映画、ではなくて、実に陰鬱な映画。ウィル・スミスが「謎の行動を取る暗い表情の男」を演じる。「贈り物」とは何か? 何が目的なのか? 何故そういうことをするのか? そして「贈られた人たち」の反応は? あまり評判がよろしくない映画。主人公の考えや行動が暗いからだと思われます。おそらく、「こういう考えや行動について、あなたはどう思いますか?」というふうに「観る人に問いかけるタイプの映画」ではないかと。個人的には、ラストシーンにかなりの違和感がありました。

(予告編:YouTubeより)

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