「鉄板映画:人気スター映画のブログ」レスリー・ニールセンがドジ刑事を演じるコメディ映画(1988年公開)。畳み掛けるギャグ、細かいギャグを詰め込んだ傑作。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(あらすじ)
ロサンゼルス市警の刑事が女王暗殺計画を阻止しようとする。
予告編の内容(画像は全て予告編から)
1.主役
フランク・ドレビン(レスリー・ニールセン)。ロサンゼルス市警の刑事。仕事が忙しすぎて恋愛しても長続きしない。
2.ドジ
マジメにやっているつもりだが、いつもドジるフランク。車をどこかにぶつけたり、ケガ人の家族にデリカシーのない言葉を使ったり、他人の部屋を台無しにして「裸の銃を持つ男」になってしまったり。しかし、最後はなぜか「結果オーライ」でトラブルを解決。
3.部長
ロサンゼルス市警の刑事エド(ジョージ・ケネディ)。身体がデカく、モグモグ食べる姿がユーモラス。フランクに負けないほどの大ボケであるが、彼もまた「結果オーライ」的に問題を解決。
4.被害者
ロサンゼルス市警の刑事ノードバーグ(O・J・シンプソン)。どこか抜けている男。麻薬の密輸船に乗り込むがエラい目に。病室ではフランクのせいで真っ二つ。野球場でも悲惨な目に。ノードバーグが災難に遭うシーンはこのシリーズの名物。
5.ヒロイン
悪役ラドウィッグの秘書として登場するジェーン(プリシラ・プレスリー)。いわゆる「イイ女」。しかし、ドジ。フランクとは相性が良く、二人は急接近。
6.悪役
ロサンゼルスの実業家ラドウィッグ(リカルド・モンタルバン)。大金持ちで人脈も広い。澄ました顔をしているが、陰で麻薬を扱っている。さらに、どこかの国のテロリストに依頼されてエリザベス女王を暗殺しようとしている。
7.ソックリさん1
オープニングでフランクが反米指導者たちと対決。ベイルートに集まった反米指導者のリーダーはイランのホメイニ師らしき人物。アメリカへのテロを呼びかけ、アメリカを腰抜け扱いするリーダー格の男をフランクがぶっ飛ばす(この映画をイラン当局が観たら激怒するのではないかと思うようなヤバイ演出。「他愛ないジョーク」と受け止めてほしい)。
8.ソックリさん2
反米指導者たちは他にもソ連のゴルバチョフ、パレスチナのアラファト、リビアのカダフィ、ウガンダのアミン(のような人たち)、そしてラドウィッグに女王暗殺を依頼する男。連中を相手にフランクが大暴れ。ゴルバチョフっぽい男の「頭のシミ」をフランクが消すシーンが笑い。
9.ソックリさん3
この作品のメインテーマ「女王暗殺計画」。「女王」とは英国のエリザベス女王のこと。女王歓迎パーティーでのフランクの大ドジ(新聞報道の写真にも注目)、野球場での騒動(女王を狙うのは、あのレジー・ジャクソン)が楽しい。
10.定番
細かいギャグをいっぱい詰め込んだ映画。車をぶつけて人を海に落とすシーン、すっトボケた情報屋が登場するシーンなど、この映画の原型となった『フライング・コップ 知能指数0分署』から続くおなじみの演出が楽しめます。
(YouTube)
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オススメ映画です。