「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『劇場版 ビーン』(1997年:ローワン・アトキンソン、ピーター・マクニコル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」イギリス美術館の警備員ビーンアメリカで名画を台無しにするコメディ映画。「ヤバイ奴」ビーン、気の毒な学芸員とその家族、バート・レイノルズらに注目です。

1.ストーリー
ヘンなイギリス人ビーンアメリカでやらかす。

2.キャスト
ローワン・アトキンソン(美術館の警備員)
ピーター・マクニコル学芸員
パメラ・リード(学芸員の妻)
リチャード・ガント(刑事)
バート・レイノルズ(将軍)

3.注目のシーン
①主役
NHKでかつてよく放送されていた『ビーン』。その劇場版。実にいらんことしいの「ビーン」は長らく「謎の人物」でしたが、この映画で彼の職業が明らかに。「イギリス王立美術館の警備員」。仕事中に居眠りしたりするビーン。周りにはウザがられているようですが、彼に好意を持つ人も。 

②キャラ
名画『ホイッスラーの母の肖像』がアメリカで展示されることに。なぜかビーンが「美術の権威」として選ばれ、絵の解説のためアメリカへ向かう。ビーンアメリカ滞在をサポートするのはアメリカ美術館の学芸員デビッド(ピーター・マクニコル)。デビッドはビーンを自宅に招くが、デビッドの妻アリソン(パメラ・リード)と子供たちはビーンを気味悪がって家出。

③やらかし
余計なことをして問題を大きくするのが「ビーン」というキャラの役目。アメリカに到着したビーン。早速、空港でいらんことして警備員に追われ、刑事(リチャード・ガント)の取り調べを受ける。しかしそんなことはまだ序の口。名画の解説のためにわざわざアメリカを訪れたのに、その名画を台無しに。アホすぎるビーン。一体どうするつもり?

4.感想
かなりツッコミどころがある内容。笑ってはいけないんじゃないかと思うぐらいヤバイ英国人のビーンアメリカへ。地元ではかろうじて許されるようなことも「銃の国」アメリカでは通用しません。アメリカに到着したビーンが空港でつまらんことをやらかして取り調べを受ける。その時の刑事のセリフ「ビーンさん、治療を受けていますか?」がこの映画の全てを語っています。余計なことばっかりしくさってデビッドを絶望させる(かわいそう)。最後は何とか「ハッピーエンド」に持って行きましたが、個人的にはかなり違和感のある結末(しかし、コレはコメディですから)。TV版でやったネタをやりながら、ビーンが行く先々で余計なことをするマヌケすぎる映画。全てが「結果オーライ」という形でストーリーが進行。決してマジメに観てはいけない映画。オススメのシーンは、空港でのトラブル、名画を台無しにしてしまうシーン&ド下手な修復作業(現実にもありましたね)、デビッドがビーンの「正体」を知るシーン(ヤケになってBeatlesの「Yesterday」を歌うシーンにも注目)、トイレのカギ&警備員、病院のシーン(ビーンを見て気絶する刑事)、将軍役で特別出演のバート・レイノルズ(『キャノンボール2』での「インチキ将軍」役が懐かしい)、など。DVDには特典映像が収録されています(撮影風景)。ツッコミながら観るのがオススメの珍作です。

ピーター・マクニコル:『ゴーストバスターズ2』『レスリー・ニールセンのドラキュラ』。
リチャード・ガント:『ロッキー5 最後のドラマ』の悪徳プロモーター役でおなじみ。『13日の金曜日 ジェイソンの命日』ではジェイソンに体を乗っ取られる役だった。
パメラ・リード:『キンダガートン・コップ』で「頼りなさそうだけど勇敢な女刑事」役を好演。

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