「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『さらば友よ』(1968年:アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」復員兵が番号不明の金庫を開けようとする映画。ある女の頼みで金庫を開けようとする男。その男にまとわりつくヘンな奴。「意外な事実」に注目です。

1.ストーリー
二人の男が金庫を開けようとするが、金庫室に閉じ込められてしまい・・・。

2.キャスト
アラン・ドロン(復員兵)
チャールズ・ブロンソン(復員兵)
オルガ・ジョルジュ・ピコ(女)
ブリジット・フォッセー(助手)
ベルナール・フレッソン(刑事)

3.注目のシーン
①主役
ドロン&ブロンソンの二大スター作品。戦場から帰ってきたバラン中尉(アラン・ドロン)とプロップ(チャールズ・ブロンソン)。プロップはバランに妙にナレナレしいが、バランはそれが迷惑そうな感じ。医者のバランはあるビルで健康診断の仕事をするが・・・。

②悪役
イザベル(オルガ・ジョルジュ・ピコ)という女の頼みでビルにある金庫を開けることを引き受けたバラン。そこへやってきたのがプロップ。金庫の中身を目当てにプロップはバランと一緒に金庫を開けようとする。しかし、ビルには警備員の遺体が。警察に追われるハメになったバランとプロップ。警備員射殺事件の犯人は?

③キャラ
美女が二人。戦場から帰ってきたバランに声を掛けるイザベル。健康診断をするバランの助手を務めるドミニク(ブリジット・フォッセー)。なかなかオシャレな女たち。逮捕されたプロップを尋問する刑事役でベルナール・フレッソン。

④演出
人間関係に注目の映画。バランとプロップの会話&殴り合い、刑事とプロップの駆け引き、バランと女たち。プロップの「イェー!」と叫ぶクセ、コップにコインを入れる遊びも妙に個性的。空港での捕り物も見せ場。

4.感想
ドロン&ブロンソンが金庫室に閉じ込められる映画。最初の方は意味がよくわからない展開。次第に事情がわかってくる演出。バランとプロップは同じ戦場から帰ってきた、というぐらいしか共通点が無い。妙にバランにつきまとうプロップ。なぜそこまでバランにこだわるのだろう? 男同士の何かがあるような感じ。二人して上半身を脱いでるシーンもあるし。ネタバレになるためあまり内容の説明ができない映画。ポイントは「金庫の中身」「警備員を射殺した犯人」。なぜバランがよく知らない女の頼みを聞いて金庫を開けようとするのか、も重要(かもしれない)。アメリカ映画のような「セリフで説明するシーン」が少な目であるため、話や意味がわからない場面があります(想像で補う映画なのかも知れない)。女が回転台に立って体を見せる妙なシーン、プロップが感電するシーン、ラストのバランの叫び、なども見せ場。意味がよくわからない部分もある映画ですが、個人的には、刑事の尋問に口を割らないプロップ、フランス女性のファッション、街の風景が印象的でした。
ブリジット・フォッセー:『禁じられた遊び』(52)
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