「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『デス・ハント』(1981年:チャールズ・ブロンソン、リー・マーヴィン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある男が犬を助けたことによって町中の者から追われることになってしまうアクション映画。追われる男と追う男たちの死闘に注目です。

1.ストーリー
闘犬の犬を助けた男が逆恨みされて命を狙われる。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン(元軍人)
エド・ローター(執念深い男)
アンドリュー・スティーヴンス(巡査)
カール・ウェザース(巡査)
リー・マーヴィン(巡査部長)

3.注目のシーン
①主役
実話が元になっている作品。舞台は1930年代初頭のカナダ、ユーコン準州の冬。ストーリーはシンプル。ある男が追われる、というもの。元軍人アルバート・ジョンソン(チャールズ・ブロンソン)が闘犬で死にかけた犬を買い取る。そのときのトラブルからジョンソンを逆恨みするヘイゼル(エド・ローター)。ヘイゼルが仲間と共謀してジョンソンを襲撃したことで警察の介入を招くことに・・・。

②悪役
禁止されている闘犬で盛り上がる男たち。傷ついた犬を買おうとするジョンソン。高値をふっかけるヘイゼル。この「ヘイゼル」がこの映画の悪役。妙に執念深い奴。ジョンソンに押さえつけられたことを恨んで(マヌケな)仲間と一緒にジョンソンを襲う。元軍人のジョンソンは襲撃者を次々に始末。ますますムキになっていくヘイゼル。身の程知らずなキャラ。

③キャラ
ジョンソンを追うのは巡査部長エドガー・ミレン(リー・マーヴィン)、巡査アルヴィン・アダムス(アンドリュー・スティーヴンス)、サンドッグ(カール・ウェザース)。そしてヘイゼル&仲間。さらに新聞社がジョンソンの首に1000ドルの賞金を懸けたことによって町中の男たちがジョンソンを追う。女性も登場(男に依存するタイプのキャラ)。リー・マーヴィンは『特攻大作戦』、アンドリュー・スティーヴンスは『真夜中の野獣刑事』でブロンソンと共演。カール・ウェザースはあの名作『ロッキー』でおなじみ。

④アクション
大きなアクションは二つ。山小屋に立て籠もるジョンソンをミレンらが攻撃するシーン。もう一つは小屋を爆破されたジョンソンが雪山を逃走しながら敵を迎撃するシーン。ダイナマイトが使われるシーン、銃撃戦のシーンが見せ場。ジョンソンが逃走するときに木にジャンプして飛びつくシーン(『ランボー』にそっくり。スタローンはこの映画を観たんだろうか?)、ジョンソンとミレンが互いに双眼鏡で相手を確認してニヤリと笑うシーンにも注目したいところ。

4.感想
何だか不思議な映画。傷ついた犬を買い取って世話をしたら、ヘンに逆恨みした奴らに銃で襲われる。反撃したら警察隊に包囲されてしまう。巡査部長の「法廷に来れば解決できる」という説得を聞かないジョンソンの強情ぶり。何かワケありの「ジョンソン」という男。一人で山小屋にこもって暮らし、全く他人を信用しない。町中から追われることになったジョンソン。『ランボー』のランボーは最後は投降しましたがジョンソンはどうか? 『ロッキー』のカール・ウェザースが地味な役で出演。ブロンソンリー・マーヴィンの対決を見る映画。追う者、追われる者、しつこい奴、親しいフリして裏切る奴、お祭り騒ぎする愚かな町の連中、飛行機でジョンソンを攻撃する空軍大尉。銃撃戦のシーンがスリリングな傑作です。
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