「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『007 消されたライセンス』(1989年:ティモシー・ダルトン、ロバート・デヴィ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが巨大な力を持つ麻薬王を追うスパイ映画。悪役キャラ、タンクローリー大爆発に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが麻薬王の組織に潜入して戦う。

2.キャスト
ティモシー・ダルトン(MI6)
ロバート・ブラウン(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
キャロライン・ブリス(MI6)
アンソニー・ザーブ(悪役)
ベニチオ・デル・トロ(悪役)
ロバート・デヴィ(悪役)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドティモシー・ダルトン)。麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)を追うDEA(麻薬取締局)、CIAのフィリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)に協力し、サンチェスを逮捕。しかし、そのことで悲劇が・・・。

②悪役
実に悪役が充実した作品。麻薬王サンチェス。サンチェスと組む運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)。サンチェス配下の殺し屋ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)。フィリックスを裏切る汚職男(エヴェレット・マッギル)。クレストは狡猾なタイプの悪人。ダリオは非常に残忍な奴。サンチェスはその両方。ボンドとダリオの対決に注目。

③キャラ
おなじみMI6のM(ヘミングウェー記念館でのボンドとのやりとりに注目。ボンドからライセンスを剥奪するシーンはかなりの緊迫感:ロバート・ブラウン)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(キャロライン・ブリス)のレギュラー陣。CIAのフィリックス・ライター、CIAの協力者パメラ(キャリー・ローウェル)、謎の東洋人(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)。

④アクション
前作『007 リビング・デイライツ』に続いて「迫力&シリアス」なアクション。オープニングの銃撃戦とスカイアクション、クレストの研究所での戦い、海中アクション、セスナ機での戦い、酒場での乱闘シーン(西部劇っぽい演出)、麻薬工場での対決、タンクローリーをボンドが追う迫力のシーン、ほか。

4.感想
今作は「スパイのつらさ」がテーマ(幸せにはなれないのがスパイの宿命)。新婚の友人フィリックスが襲撃され、同じように妻を失った自分の過去と重ね、復讐に燃えるボンド。上司の命令を無視してまで麻薬王一味を追う。どんな結末になるか? ティモシー・ダルトン版以降、アクションを重視した作りになった『007』シリーズ。今回はタンクローリーを使ったシーンが最大の見せ場(凄まじい迫力)。おなじみのレギュラー陣に加えて今回は悪役が充実(ロバート・デヴィほか)。タガワ演じる「謎の東洋人」にも大いに注目。シリアスなシーンとアクションを見せる内容。Qの援助(「旅行必需品(カメラ、目覚まし時計、歯磨きチューブ)」持参でボンドをバックアップ)、忍者、ふくらむクレスト(ちょい残酷ですが、ユーモラスな感じも)といった個性的な演出も見所。DVDにはメイキング(32分)、スタントシーンについて(9分)などが収録されています。アクション、悪役、緊迫感、笑いを盛り込んだ傑作です。
ロバート・デヴィ:『グーニーズ』『ゴリラ』。
アンソニー・ザーブ:『地球最後の男オメガマン』『マシンガン・パニック』『マトリックス リローデッド』。
ベニチオ・デル・トロ:『ザ・ファン』『トラフィック』『ハンテッド』『シン・シティ』。
エヴェレット・マッギル:『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』『暴走特急』。
ケイリー=ヒロユキ・タガワ:『アート・オブ・ウォー』『HACHI 約束の犬』。

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