鉄板映画：『ポリスアカデミー4 市民パトロール』（1987年：スティーヴ・グッテンバーグ、シャロン・ストーン）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」「ポリアカ」校長が「市民パトロール」なる企画で犯罪と戦おうとするコメディ映画。美女＆これがラストの「マホニー」に注目です。

１．ストーリー
個性的な警官たちと市民が協力して犯罪と戦う。

２．キャスト
スティーヴ・グッテンバーグ（警官）
ババ・スミス（警官）
デヴィッド・グラフ（警官）
マイケル・ウィンスロー（警官）
シャロン・ストーン（新聞記者）
ジョージ・ゲインズ（校長）

３．注目のシーン
①主役
今回は「市民」がテーマ。犯罪件数に比べて警官の数が少ない、ってことで「ポリスアカデミー」のラサード校長（ジョージ・ゲインズ）が「市民パトロール」なる企画をブチ上げる。集まった市民はマホニー（スティーヴ・グッテンバーグ）らシリーズおなじみの警官たちからちょっとした訓練を受けて警察に協力する役割を果たしてもらう予定。

②悪役
留置所の犯罪者たち。どんくさい警官プロクター（ランス・キンジー）から銃を奪って逃走。マホニーや市民たちは事件をどう解決するのか？

③キャラ
ラサード校長は「トボけたオッチャン」ですが、意外に頭がキレる人（格闘技の達人でもあります）。警官たちはおなじみ、マホニー、ハイタワー（ババ・スミス）、タックルベリー（デヴィッド・グラフ）、「人間効果音」ジョーンズ（マイケル・ウィンスロー）、フックス（マリオン・ラムジー）、ゼッド（ボブキャット・ゴールドスウェイト）ら。「市民」は、ナマイキなスケボー少年、太っちょのトミー（パート５では警官として活躍）、拳銃マニアのオバサンら。シャロン・ストーンは「市民パトロール」を取材する新聞記者「クレア」の役。

④演出
このシリーズの「陰の主役」ハリス＆プロクターが楽しい。「市民パトロール」企画に不満なハリス警部（G・W・ベイリー）。ド素人に警察の仕事ができるかい、という態度。ラサードが海外出張のため、「市民パトロール」を代理で指揮することに。腰巾着の部下プロクターと行動し活躍しようとするが・・・。

４．感想
名物男「マホニー」が登場するのはこれが最後（スティーヴ・グッテンバーグの存在感は実に大きかった）。パート４はコメディながら切実な問題を扱っています。モメ事が多い世の中。警察があらゆるトラブルを扱わなければならないとなると警官の数が足りなくなるのは当然のこと。市民に警察活動に参加してもらおう、と考えた「ポリスアカデミー」のラサード校長。卒業生であるマホニーらの協力を得て「市民パトロール」を実現させようとする。その成果は？　個性的な人たちが大勢登場する映画。マホニーたち警官がナマイキな「市民パトロール」メンバーをちょいとビビらせたり、なにかとイジワルなハリスにイタズラで仕返ししたり（バー「ブルーオイスター」のシーンにも注目）、プロクターにもイタズラを仕掛けたり。留置所の犯罪者に銃を奪われたプロクター（結局、最初から最後までドジだったハリスとプロクター。市民よりも頼りない、残念な人たち）。飛行機や熱気球で逃走する犯罪者たちをマホニー＆クレアが追跡するシーンは「マホニーの最後」を飾るにふさわしい演出。おなじみのキャラ、個性的な人たち、大ドジなハリス＆プロクターが楽しい映画。DVDには懐かしいTV版日本語吹き替えも入っています。笑いが欲しい人にオススメの傑作です。

（YouTube）