鉄板映画：『ポリスアカデミー5 マイアミ特別勤務』（1988年：ババ・スミス、G・W・ベイリー）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」「ポリアカ」の校長が卒業生たちと一緒にマイアミへ行くコメディ映画。ドジな人たち（ハリス部長＆腰巾着な部下）に注目です。

１．ストーリー
定年を迎え、退職することになった警察学校（ポリアカ）の校長。全米警察署長大会で表彰されることになりマイアミへ。ところがダイヤ窃盗事件に巻き込まれてしまう。

２．キャスト
マット・マッコイ（警官）
ババ・スミス（警官）
デヴィッド・グラフ（警官）
マイケル・ウィンスロー（警官）
G・W・ベイリー（部長）
ジョージ・ゲインズ（校長）

３．注目のシーン
①主役
警察学校「ポリスアカデミー」のラサード校長（ジョージ・ゲインズ）。長年の功績を讃えられ、表彰式のためマイアミへ。ところが、どんくさい宝石泥棒グループがバッグをラサードのものと間違えたため騒動が起こる。

②悪役
宝石泥棒グループ。ルパン三世ばりの軽業でダイヤを盗む凄腕の集団。その割りにはかなりのドジ。空港でダイヤが入ったバッグを無くして取り戻そうとするがドジの連続。ダイヤを取り戻せないと親分に消されるため、必死になってラサードが持つバッグを奪おうとする。

③キャラ
ラサードと一緒にマイアミへ向かう「ポリアカ」軍団。ハイタワー（ババ・スミス）、タックルベリー（デヴィッド・グラフ）、「人間効果音」ジョーンズ（マイケル・ウィンスロー）、フックス（マリオン・ラムジー）、キャラハン（レスリー・イースターブルック）、太っちょのトミー。無関係なのにマイアミへ行くハリス部長（G・W・ベイリー）＆彼の腰巾着な部下プロクター（ランス・キンジー）。マイアミにはラサードの甥ニック（マット・マッコイ）が。彼も警官で、なかなかの女好き。

④演出
相変わらずな「ポリアカ」軍団。デカいハイタワーはパワーで悪党と対決。しかしやっぱり面白いのはハリス＆プロクター。どんくさいクセにエエかっこうしいのハリス。彼らが何かとトチるシーン、意地悪して仕返しされるシーンに注目。

４．感想
リニューアルされた感じがするパート５。マホニー役のスティーヴ・グッテンバーグが降板して、ラサードの甥「ニック」なんてのが登場。相当な女好きの男。初対面の女性の体にさわるような奴（モテると思って、凄い自信過剰。個人的には好きになれないキャラ）。ハリスがニックを「アンポンタン」呼ばわり（ハリスは「イヤな奴」キャラですが、このときだけはハリスに同意）。シリーズを通して観ると、ハリスが主役のような気がしてきます。イヤミでエラそうでイジワルなハリス。でもイタズラのターゲットになったり、エエかっこしようとしてトチったり。体を張って笑わせるキャラ。今回はマイアミで頑張ります（「ポリスアカデミー」の次の校長の座を狙うハリス。招待されてもいないのに勝手にマイアミ入り。みんなの前でラサールを讃えて自分のイメージをアップしようとするセコい作戦。うまくいくかな？）。マイアミに舞台が移ったので、バー「ブルーオイスター」は出てきません（残念？）。魅力的なのが婦人警官ケイト役のジャネット・ジョーンズ（健康的な感じの美女。しかしながらシリーズに出たのはこの作品のみ）。ギャグ、ドジな人たち、美女、シリーズおなじみのアクション、が見せ場の傑作。好きなキャラ、シーンを見つけて自由に楽しむ映画です。

（YouTube）