鉄板映画：『新ポリスアカデミーバトルロイヤル』（1989年：マット・マッコイ、G・W・ベイリー）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」犯罪多発地域で「ポリアカ」メンバーたちが犯罪者と黒幕を追うコメディ映画。陣頭指揮を執って、さらに混乱を呼ぶ大ドジ警部が楽しい傑作です。

１．ストーリー
あのドジ警部の管轄地域で犯罪が激増中。「ポリアカ」メンバーが助っ人に。

２．キャスト
マット・マッコイ（警官）
ババ・スミス（警官）
デヴィッド・グラフ（警官）
マイケル・ウィンスロー（警官）
G・W・ベイリー（警部）
ジョージ・ゲインズ（校長）

３．注目のシーン
①主役
「ポリアカ」シリーズおなじみのハリス（G・W・ベイリー）。警部としてある町を管轄するが、なぜかその地域を集中的に狙う強盗犯が。どんくさいハリスには任せられない、ということで「ポリアカ」軍団が助っ人に。

②悪役
謎の黒幕。そしてその手下三人組。黒幕はある目的のためにハリスの管轄地域を混乱させようとしている。三人組はガキっぽいイタズラをするようなマヌケな連中ではあるが、犯行は計画的かつスムーズ。

③キャラ
おなじみ「ポリアカ」が活躍。「ポリアカ」のラサード校長（ジョージ・ゲインズ）、ラサードの甥っ子ニック（マット・マッコイ）、巨漢ハイタワー（ババ・スミス）、「拳銃野郎」タックルベリー（デヴィッド・グラフ）、「人間効果音」ジョーンズ（マイケル・ウィンスロー）、超ドジ男ファックラー（ブルース・マーラー）、キャラハン（レスリー・イースターブルック）ら。ハリスの部下は腰巾着なプロクター（ランス・キンジー）。

④アクション
最後にアクションを見せるのがシリーズの定番。悪役三人組とハイタワー、タックルベリー、ジョーンズが対決。ハイタワーの肉弾戦、タックルベリーの拳銃対決、ジョーンズの「ロボット」に注目。また、黒幕を追い掛けるド派手なカースタントも大きな見せ場。

⑤演出
「笑い」は大ドジコンビ、ハリス＆プロクターにおまかせ。目の前で犯行が行われているのに気付かないハリス。エエかっこしようとしてトチったりするなど、大胆不敵な悪役三人組にしてやられるシーンが楽しい。

４．感想
シリーズ第六弾。なかなかツッコミどころが多い内容。しかし、これはコメディ映画ですから。「ポリアカ」シリーズでおなじみのハリス。とってもドジな人なのですが、なぜか出世して「警部」としてある地域を担当。彼の管轄地域では昼間でも窃盗や強盗が多発。しかも犯人グループは顔を隠すこともなく犯行。気合いを入れて張り込みをするハリスと腰巾着プロクター。その真後ろで窃盗事件発生。全く犯行に気付かない大ボケなハリス（プロクターは気付いてハリスに伝えようとするんですけども）。ハリスは大ドジ、犯罪者たちは大胆不敵、ということで助っ人にやってきたのが「ポリアカ」の人たち（ハリスの「教え子」でもあります）。三人の犯罪者をあやつる「謎の黒幕」。その正体と町を荒らす目的は？　「黒幕」がマヌケすぎるような気がする映画（しかしこれはギャグを楽しむ映画なのでそれでいいのかも）。この作品の主役「ハリス」。よそのモンに活躍されてたまるかい、ってな感じで頑張りますが、やっぱりトチる（生まれついてのドジ。しかも、ひとりよがり）。ハリス＆プロクターのドジっぷり、ハイタワーがラッパーにラップで聞き込みをするシーン、三人の犯罪者と「ポリアカ」軍団が対決するシーン、ニックが逃げる黒幕を追うシーン、などが見所。いつもはどんくさいプロクターがバスで黒幕を追跡するなど、珍しく活躍するシーンもあるシリーズ第六弾。好きなキャラ、シーンを自由に楽しむ娯楽作です。

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