「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ピンク・パンサー2』(1975年:ピーター・セラーズ、カトリーヌ・シェル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ三作目。盗まれた「ピンクパンサー」をクルーゾー警部が捜査する。いちいちドジるクルーゾー。ケイトー、ドレフュスも混乱を起こす。

1.ストーリー
クルーゾー警部が盗まれた「ピンクパンサー」と謎の犯人を追う。

2.キャスト
ピーター・セラーズ(警部)
バート・クウォーク(使用人)
ハーバート・ロム(署長)
カトリーヌ・シェル(貴族の妻)
クリストファー・プラマー(貴族)

3.注目のシーン
①主役
おなじみ「どんくさ警部」クルーゾー(ピーター・セラーズ)。シリーズを重ねるごとにドジっぷりがパワーアップ。ヘタに物に触って壊したり、落としたり(何やってんだか)。しかし何をやらかしたか、「警部」ではなく、町をパトロールする「巡査」として登場。ルガシュ国からあのダイヤ「ピンクパンサー」が盗まれ、クルーゾーに奪回への協力要請が。

②悪役
ピンクパンサー」を盗んだ奴。見事な腕前。その正体はラストに明かされる。

③キャラ
前作『暗闇でドッキリ』で登場した人が今回も活躍(?)。クルーゾーを憎悪するドレフュス署長(ハーバート・ロム)、ドレフュスの部下フランソワ(アンドレ・マランヌ)、クルーゾーを襲う使用人ケイトー(バート・クウォーク)。「ピンクパンサー」を盗んだと疑われ、潔白を証明しようとする「怪盗ファントム」ことチャールズ・リットン卿(クリストファー・プラマー)。卿の妻クローディーヌ(カトリーヌ・シェル)。

④演出
ギャグ&変装が見せ場。マヌケなクルーゾーとケイトー。「格闘訓練」と称して、アパートをボロボロにしてアパートの大家に嫌われる。あまりのドジっぷりにドレフュスにも嫌われる(しかしドレフュスも結構ドジ)。ルガシュでもドジりまくるクルーゾー。スイスでは清掃人に変装してホテルの部屋をメチャクチャに。

4.感想
ストーリーよりも「笑いのシーン」を見せたい映画。一作目ではそれなりにマジメな刑事だったクルーゾー。今では、いちいちドジったり、物を壊したりするなど「いらんことしい」な男に。いきなりクルーゾーを襲う使用人ケイトーが映画の「おバカ度」をさらにアップ。「クルーゾーがやらかすシーン」を楽しむ映画(パリの町をパトロール、アパートをボロボロに、ポンコツ車ごとプールに転落、電話の修理人・清掃人になりすます(正体バレバレな)潜入捜査、女のパンチでぶっ倒れる、ラストの日本料理店でのドタバタ、ほか)。細かいギャグもあります(クルーゾー並に大ボケなタクシードライバー、ドレフュスの拳銃型ライター、など)。おなじみのテーマ曲とキャラが登場するアニメ、ピーター・セラーズのドジり芸、リットン卿と美しい妻クローディーヌの関係、意外な犯人に注目の傑作です。
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