「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『宇宙戦争』(1953年:ジーン・バリー、アン・ロビンソン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」火星人が地球を総攻撃するSF映画。突然現れた宇宙船。圧倒的な火星人の軍事力。人類の武器は全く通用せず。火星人の姿にも注目です。

1.ストーリー
火星人の総攻撃に人類が危機に陥る。

2.キャスト
ジーン・バリー(科学者)
アン・ロビンソン(女性)

3.注目のシーン
①主役
「隕石」のような物が落下。落下物からヘビのようなモノが現れ、人間を攻撃。その「落下物」は火星人の宇宙船。火星人による軍事行動に海兵隊が出動。戦車で攻撃するが特殊なバリアーに阻まれ、宇宙船はビクともしない。そんな火星人の弱点を発見しようとする科学者フォレスタージーン・バリー)。「火星人の目」「火星人の血液」を入手し、調査する。

②悪役
突然攻めてきた火星人。高度な科学力を持っているにもかかわらず使う手段は荒っぽい軍事行動。知性があるとは言えない存在。しかも、肉体的に脆い。

③映像
何と言っても火星人の攻撃が迫力。宇宙船が人類を攻撃するシーン(ホントに起こりそう)、火星人のビジュアル&逃げるときのコミカルな動き(科学力は凄いけど肉体的には弱い、というのは「宇宙人モノ映画あるある」)、軍隊が最後の手段(原爆)を試すシーン、暴動と略奪(「人間の愚かさ」を描いた場面。パニックもの映画ではよくある演出)が見せ場。

4.感想
特殊効果が見せ場の名作。進んだ文明を持つ野蛮人が地球を侵略する(「反戦」のメッセージが込められているような気もする)。高度な武器を持つ火星人。宇宙船はバリアーで守られ、外部からの攻撃にはビクともしない。宇宙船からの光線で戦車が消滅したりする(科学者フォレスターによると「(宇宙船が発する光線は)中間子を無効にすることによって物質を分解することができる」そうだ。難しい理論)。既存の武器が通用しないのであれば新しい兵器が必要だ、ということで科学者が努力。入手した「火星人の目」「火星人の血液」を調査して火星人の弱点を発見しようとする。その努力は報われるのか? 映像の迫力、圧倒的な力を持つ敵から突然襲われる恐怖&絶望感、最後のオチに注目の名作。他にも宇宙人が地球を襲撃する映画はあります。そちらの方もオススメです。

宇宙人モノ作品:『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956年)、『マーズ・アタック!』(1996年)、『インデペンデンス・デイ』(1996年)ほか。
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