「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『おしゃれスパイ危機連発』(1967年:ドリス・デイ、エドワード・マルヘアー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」化粧品会社に勤める女が産業スパイとして競合会社に潜入する映画。『007』っぽいシーン、髪の毛を入手しようとする珍シーンが見せ場です。

1.ストーリー
産業スパイの女が悪戦苦闘する。

2.キャスト
ドリス・デイ(二重スパイ)
エドワード・マルヘアー(化粧品会社の経営者)
ジャック・クルーシェン(化粧品会社の経営者)
アイリーン・ツー(秘書)
リチャード・ハリス工作員

3.注目のシーン
①主役
「二重スパイ」が登場する少しややこしい映画。ジェイソン卿(エドワード・マルヘアー)が経営する化粧品会社に勤務するパトリシア(ドリス・デイ)。会社の極秘資料を売り渡そうとして逮捕、解雇される。しかしこれはジェイソンの作戦。ジェイソンのライバルであるカッター社長(ジャック・クルーシェン)の会社にパトリシアを潜り込ませようとしているのだ。

②キャラ
ジェイソン卿とカッター社長のライバル争いに利用されるパトリシア。カッターに協力するクリストファー(リチャード・ハリス)という男がパトリシアを薬で眠らせて、ジェイソンの会社に関する極秘情報をしゃべらせようとする。

③笑い
「特殊なヘアスプレー」をめぐるドタバタが楽しい。パトリシアがスー(「特殊なヘアスプレー」を開発した男の秘書:アイリーン・ツー)の髪の毛を手に入れようとするシーンが傑作(犬に追われたり、ずぶ濡れになったり、映画館で騒動を起こしたり)。

4.感想
タイトルが『おしゃれスパイ危機連発』。「スパイ」「危機」という言葉から『007』のような「政府関連のアクションスパイ映画」なのかと思ったら「産業スパイもの映画」でした。しかも「二重スパイ」なので話が少しややこしい感じ(誰が味方で敵なのか? がラストに明かされる)。争うジェイソンとカッターがパトリシアを使って必要な情報を入手しようとする話。その結末は? 映像がおしゃれな映画(60年代っぽいカラー)。ドリス・デイがデカいサングラスで登場。カフェのウエートレスもショートカットでおしゃれ。男たちはズルくて、あんまりおしゃれじゃない感じ。オススメのシーンは、インターポール捜査官がスイスの雪山で狙撃されるシーン(『007』っぽいアクションシーン)、パトリシアがスーの髪の毛を手に入れようとするシーン、警官に追われるシーン、ほか。個人的にはややこしい足の引っ張り合いのような展開よりもコミカルな演出が見られるシーンがオススメ。おしゃれな映像(カラー、ファッションなど)、コメディ、サスペンス(黒幕は誰?)が楽しめる映画です。
YouTube

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
おしゃれスパイ危機連発 [DVD]

この続きはcodocで購入