「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス』(1973年:ロイ・シャイダー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ニューヨーク市警の「セブン・アップス」がギャング組織を捜査する映画。カーチェイス、容疑者を尋問するシーン、友との決別に注目です。

1.ストーリー
ニセ札事件を追ってギャングを監視する「セブン・アップス」だが、予想外の事件が連続して起こり・・・。

2.キャスト
ロイ・シャイダー(刑事)    
トニー・ロビアンコ(刑事の幼なじみ)
リチャード・リンチ(犯罪者)
ジョー・スピネル(犯罪者)
ラリー・ヘインズ(ギャング)

3.注目のシーン
①主役
ニューヨーク市警の捜査班「セブン・アップス」を描いた映画。「セブン・アップス」とは「彼らが捕らえた犯罪者は起訴されると必ず7年以上の懲役刑になる」という意味らしい(本編にはそういう説明は無かったような気がする)。大物犯罪者専門の特別チーム「セブン・アップス」。リーダーはバディ(ロイ・シャイダー)。法律スレスレの手段でタチの悪い悪党を追い詰める(オープニングの骨董屋のシーンにも注目)。

②悪役
「セブン・アップス」に監視されるギャングたち。しかし、彼らが謎の二人組(リチャード・リンチほか)に誘拐され、身代金を奪われる被害に。ギャングを上回る悪党の存在に「セブン・アップス」とギャングは振り回されてしまう。

③キャラ
「セブン・アップス」のメンバーたち、上司。バディの幼なじみビトー(トニー・ロビアンコ)。誘拐犯に脅されてビビるギャングのオッチャンたち(解放されたら強気の姿勢で虚勢を張る。ちょいとコミカルな人たち)。誘拐犯とその背後にいる黒幕。

④アクション
何と言っても有名なのがカーチェイスのシーン。刑事を殺した誘拐犯を追うバディ。長い追跡劇(ニューヨーク市警の協力を得て市内及び郊外で撮影された)。「セブン・アップス」と誘拐犯の銃撃戦にも注目。

4.感想
「セブン・アップス」がギャングと戦う映画、ではなくて、謎の誘拐グループを追い詰める映画。世の中には怖いもの知らずがいます。何とギャングの幹部を誘拐して巧妙に身代金を奪う連中が。ギャングとしてはみっともないので警察に相談するワケにもいかない。そんな事件が起こっていることに全く気付いていない「セブン・アップス」。刑事が殺されて、真相の追及に乗り出す。誘拐犯は一体何者なのか? 『フレンチ・コネクション』『ジョーズ』でおなじみのロイ・シャイダーが熱血刑事を演じる内容。ストーリー展開、カーチェイス、銃撃戦、裏切り、ちょっとした笑いのシーンに注目のサスペンスな映画です。

リチャード・リンチ:『地獄のコマンド』でチャック・ノリスと共演。全米でテロを仕掛ける悪党の役だった。
ジョー・スピネル:この映画ではケチな犯罪者役。『タクシードライバー』ではタクシー会社の男、『ロッキー』では高利貸しを演じた。

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