「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ガルシアの首』(1974年:ウォーレン・オーツ、イセラ・ヴェガ、ギグ・ヤング)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」バーのピアノ弾きが1万ドルの報酬目当てに「ガルシア」という男を捜す映画。次々に起こるハプニング、男の執念、銃撃戦に注目です。

1.ストーリー
貧乏なバーのピアノ弾きが「ガルシア」という男の首に賞金がかけられていることを知り・・・。

2.キャスト
ウォーレン・オーツ(ピアノ弾き)
イセラ・ヴェガ(バーの歌手)
ロバート・ウェッバー(ギャング)
ギグ・ヤング(ギャング)
クリス・クリストファーソン(チンピラ) 
エミリオ・フェルナンデス(メキシコの大地主)

3.注目のシーン
①主役
バーのピアノ弾きベニー(ウォーレン・オーツ)。「ガルシア」という男を捜す二人組(ロバート・ウェッバー、ギグ・ヤング)に声を掛けられ、1万ドルの報酬でガルシアを捜すことに。

②悪役
悪役が中心の映画。メキシコのある大地主(字幕には「地主」とは出てなかった。豪邸に住み、武装した男たちに守られている。ただの「地主」ではない感じ。演:エミリオ・フェルナンデス)の娘テレサが妊娠。相手の男はガルシア(大地主は「息子のように思っていた」とのこと)。娘を妊娠させたことに激怒する大地主。生死は問わない、という条件でガルシアの首に100万ドルの懸賞金をかける。

③キャラ
「女性」がキーとなっている映画。大地主の娘テレサが妊娠したことが全てのキッカケ。ガルシアという奴は女好きのようで、テレサ以外にもベニーの女エリータ(イセラ・ヴェガ)とも関係。ガルシアの行方はエリータが知っている。

④アクション
ガルシアの首をめぐる銃撃戦&カースタントがアクション的な見せ場。首を横取りしようとする連中がベニーを襲う。しかしベニーは見事な銃の腕前を持っている。

4.感想
とても不思議な映画。バーのピアノ弾きがある男の首を手に入れようとする内容(残酷なシーン、墓を荒らす不敬なシーンも)。ガルシアを始末したい大地主。何と100万ドルの懸賞金をかける(ガルシアを息子のように思っていたはずだが、相当許せない様子。なぜだろう?)。ガルシアを捜す旅に出たベニーとエリータ。彼らをギャング、チンピラ(クリス・クリストファーソン)、ガルシアの家族が襲う。ベニーとエリータの運命は? 「首争奪戦」という奇妙な内容の作品であるためアメリカでは評判が悪く、すぐに上映打ち切りになったとか(逆に日本ではカルト的な人気があるらしい)。ベニーとエリータに起こるハプニングが見せ場の映画。男女関係、銃撃戦、男の愛&意地に注目。DVDにはTV放送時の吹き替え音声が収録されています(内海賢二小林清志ほか)。

ウォーレン・オーツ:『デリンジャー』『ブルーサンダー
ロバート・ウェッバー:『特攻大作戦』『ピンク・パンサー4』
ギグ・ヤング:『死亡遊戯
クリス・クリストファーソン:『コンボイ』『沈黙の断崖』『ブレイド』『D-TOX』 
エミリオ・フェルナンデス:『続・荒野の七人』

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