「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『組織』(1973年:ロバート・デュヴァル、カレン・ブラック、ジョー・ドン・ベイカー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」犯罪組織から狙われる男が逆襲するアクション映画。主人公「アール」の個性、銃撃戦&カースタント、男女の関係に注目の佳作です。

1.ストーリー
刑務所から出所したばかりの男が狙われ、黒幕とその理由を探ろうとする。

2.キャスト
ロバート・デュヴァル(追われる男)
カレン・ブラック(女)
ジョー・ドン・ベイカー(かつての仲間)
ジョアンナ・キャディ(ボスの若妻)
ロバート・ライアン(ボス)

3.注目のシーン
①主役
刑務所から出所したばかりのアール(ロバート・デュヴァル)。彼女ベット(カレン・ブラック)に出迎えられ、ある宿に泊まるが・・・。

②悪役
登場人物は悪役ばかりの映画。アールは兄と共に銀行強盗をやった過去。その銀行は犯罪組織が所有するものだったことから組織の男たちが出所したアールの命を狙う。しかし、組織のボス(ロバート・ライアン)は手下が失敗ばかりでイライラ。アールは用心深く、銃の名手でもある。

③キャラ
女性も存在感がある映画。アールと行動を共にするベット、ボスの若妻、アールの仲間コディ(ジョー・ドン・ベイカー)を誘惑する女。美しいが「ワケあり」の女たち。

④アクション
ガンアクション&カースタントがアクション的な見せ場。アールが敵の襲撃を迎え撃ったり、コディと共に敵を銃撃したり。組織の殺し屋が牧師、旅行者、警官に変装してアールたちを襲う。その結末は?

4.感想
『組織』(原題:The Outfit)という非常にシンプルなタイトル(映画会社はもっとカッコいいタイトルを付けようとは思わなかったのだろうか?)。不思議な映画。『ゴッドファーザー』のロバート・デュヴァルが主演。彼は「主役」というタイプではないような気もしますが、銃の腕と男の意地で戦う「アール」を好演しています。しかしながら、この「アール」もまた悪人。元々、何者なのかもよくわかりません。バーの手入れを食って服役。その前には兄、コディと組んで銀行強盗。その銀行は犯罪組織が経営するものだったため、報復として狙われる。結局のところ犯罪者同士の戦いを描いた映画。組織力に大きな違いがあるため何となくアールを応援してしまいそうになりますが、アールもまた「ワル」です。アール&コディが組織の襲撃に対抗し、組織のアジトでカネを奪い、ボスの屋敷に乗り込む映画。ガンアクション、怪しげな女たち、スリリングなヤバい雰囲気に注目の佳作です。

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