「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『チャイナタウン』(1974年:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」水源電力局の施設部長が水死した謎を私立探偵が追うサスペンス映画。謎の死、巧妙な仕掛け、怪しい連中。ストーリーとキャラに注目です。

1.ストーリー
水源電力局の役人の妻に依頼されて私立探偵が浮気調査をするが・・・。

2.キャスト
ジャック・ニコルソン(私立探偵)
フェイ・ダナウェイ(役人の妻)
バート・ヤング(漁師)
ジェームズ・ホン(執事)
ジョン・ヒューストン(富豪)

3.注目のシーン
①主役
ギテス(ジャック・ニコルソン)。かつてはチャイナタウンで勤務する警官だったが、今では浮気調査などをしている私立探偵。水源電力局の施設部長ホリス・モウレーの妻「イヴリン・モウレー」と名乗る女性からの依頼で浮気調査をするが・・・。

②悪役
ロサンゼルスにダムを作る計画があり、それに反対する意見を述べたホリス・モウレーが謎の水死。事故なのか、事件なのか? ホリスの浮気を調査してきたギテスだがその死に疑問を感じ、調査を続ける。

③キャラ
ホリス・モウレーの妻イヴリン・モウレー(フェイ・ダナウェイ)は富豪ノア・クロス(ジョン・ヒューストン)の娘でもある。ニセモノのイヴリンのせいで夫の名誉を汚されたと考える彼女はギテスに「水死の真相」を探るよう求める。他に、ギテスの事務所スタッフ(ウォルシュ、ダフィ、ソフィ)、ギテスのかつての同僚で今では警部補に昇進したルウ、元保安官で今では水源電力局で警備をやっているマルビヒルとナイフ男、モウレー家の執事カーン(ジェームズ・ホン)、妻に浮気されてしまう気の毒な漁師カーリー(バート・ヤング)、登記所の気取った無愛想男(態度悪い奴)、オレンジ畑の所有者、老人ホームの管理人、など。

④サスペンス
「水死の真相」がテーマの映画。次々に明らかになる真相。謎の人物、怪しい人物、怪しそうだけどそうではなかった人物、全てをぶっちゃける黒幕。そして悲しい最後。ストーリー展開に引き込まれる映画。ネタバレをしないのがこのブログのルールであるため、簡単な説明しかできません。

4.感想
『チャイナタウン』というタイトルの映画。ロサンゼルスのチャイナタウンを舞台に5人の中国人カンフー使いが「最強」を目指して戦う映画、ではなくて、私立探偵が「水死の謎」を追うサスペンス映画。影響力を持つ役人が死亡。事故、それとも事件? いろんなキャラが登場します。誰が黒幕なのか、そのことに関わっているのか、が重要ですので登場人物をメモしながら鑑賞するのがオススメ。黒幕が描いた絵に上手いこと乗せられて利用されてしまったギテスが自身の名誉や意地のため、時には危険な連中と渡り合いながら「ホリス・モウレーが死んだ謎」を追う。ちょっとしたアクションシーンもありますが(ギテスがマルビヒルをしばくシーンなど)、人間関係に注目の映画。「人間の(底抜けの)欲望」がテーマの悲しい作品です。

ジョン・ヒューストン:映画監督・脚本家・俳優。『アフリカの女王』を監督したときの話をモデルにして製作されたのがクリント・イーストウッド『ホワイトハンター ブラックハート』。
ブルース・グローヴァー:ギテスの仕事仲間「ダフィ」役。『007 ダイヤモンドは永遠に』ではボンドを襲う奇妙な殺し屋を演じた。

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