「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『NARC ナーク』(2002年:ジェイソン・パトリック、レイ・リオッタ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」「ワケあり」の刑事二人組が刑事殺害事件の真相を追うサスペンス&アクション映画。「事件の真相」が見せ場のシリアスな内容です。

1.ストーリー
麻薬課の刑事が殺人課に配属され、刑事殺害事件を捜査する。

2.キャスト
ジェイソン・パトリック(刑事)
レイ・リオッタ(刑事)

3.注目のシーン
①主役
麻薬課の刑事テリス(ジェイソン・パトリック)。潜入捜査で凶悪犯を射殺。しかし、妊婦が撃ち合いで巻き添えになってしまい、査問対象となってしまう。デスクワークを希望するテリスだが殺人課に配属され、未解決のままになっている刑事殺害事件を捜査することに。

②悪役
刑事殺害事件の犯人を捜す映画。薬物で錯乱している犯罪者、銃器で武装している連中、ワケありな捜査官。この中に犯人はいるのか?

③キャラ
テリスと組んで「カルベス刑事殺害事件」を捜査するハミ出し刑事のオーク警部補(レイ・リオッタ)。妻を亡くした過去があるため、カルベス刑事の残された妻子に同情的。異様な執念で悪党たちを追い込む。テリスの妻は危険な仕事を辞めようとしない夫と別れようと考える。犯人捜しのサスペンス、家庭問題がテーマの映画。

④描写
刑事殺害事件が薬物がらみのものであるということで事件の周辺にいる者は怪しくて危ない連中ばかり。捜査するオークとテリスもシリアスな表情。特にオークは町のチンピラに暴力を振るってまで自白させようとするなどかなり荒っぽい仕事ぶり。

4.感想
シリアスなサスペンス映画。アクションシーンもありますが、注目は「犯人&事件の真相」「オークの荒々しい捜査ぶり(尋問&暴力)」「家族・人間関係(テリスと妻、オークの過去)」。ネタバレを避けるため、大雑把な説明。テリスと同じように潜入捜査官だったカルベスが遺体で発見される。何があったのか? 捜査するオークとテリス。町で聞き込み、尋問。ついに怪しい二人組を発見。厳しく二人組を追及するオークとテリスだが・・・。とてもシリアスな刑事モノ映画。あまりにもシリアスなため、登場人物全員が不幸に見えてくる。テリスの妻は夫の仕事に不満で不機嫌な態度。男が危険な仕事をしているのだから妻としてサポートすべきだ、とも思いますが、テリスの仕事は危険で暗いものであるため、家庭の雰囲気も暗くなりがち。女性はそういう暗さには耐えられないようです(男も?)。カルベス刑事の妻も夫を失って陰鬱な感じ。そういった心理描写にも大いに注目したい映画です。

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