「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ハードワイヤー 奪われた記憶』(2009年:キューバ・グッディング・Jr)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある実験のために妻を奪われた男が大企業に立ち向かうSFアクション映画。大企業が全国民を監視する社会。ヴァル・キルマーが悪役で登場。

1.ストーリー
ある男が交通事故で妻を失ったが、それは大企業による実験の一環だった。

2.キャスト
キューバ・グッディング・Jr(悲しい男)
ヴァル・キルマー(悪役)
タチアナ・マズラニー(赤毛
アン・リーディンガー(青毛
チャド・クロウチャク(ハッカー
マイケル・アイアンサイド(活動家)

3.注目のシーン
①主役
近未来が舞台の映画。元・特殊部隊隊員のルーク(キューバ・グッディング・Jr)。妻と車で出かけるが、衝突事故。妻を失い、体が不自由になったルーク。大企業「ホープ社」による特別手術で回復するが・・・。

②悪役
財政が破綻したアメリカ。その後は大企業が全てを支配する世の中に。ダムにマクドナルドのロゴが入っているなど、あちこちに広告があふれている。大企業「ホープ社」は広告のスペースを売って儲けようと画策。社長ホープの右腕であるカークヒルヴァル・キルマー)が「660計画」なるものを遂行。それは「サイコム・チップ」(コンピューターチップ)を人間の脳に移植することによって脳に直接広告を配信する技術の実験計画。そのために「身寄りのない者」を選んで実験材料に使う。ルークもその実験素材の一人。

③キャラ
悪辣なホープ社に対抗する活動家ハル(マイケル・アイアンサイド)、体が不自由なハッカー「キーボード」(チャド・クロウチャク)、ハルに誘われて一緒にホープ社と戦うパンクレッド(タチアナ・マズラニー)&パンクブルー(ホアン・リーディンガー)のコンビ。

④アクション
コンピューターがテーマの作品。等身大の仮想映像で人を惑わせたり、監視カメラを通じてオンラインで送られるメッセージを使って敵と戦ったり。ハッキングや特殊効果で見せる銃撃戦のシーンがアクションを個性的にしています。

4.感想
珍作。広告のために人間の脳にチップを移植しようとする大企業の努力を描いた映画。そんなバカな計画がうまくいくわけがない。カークヒルの自信タップリのその説明を聞いてルークは思わず笑ってしまう。誰がそんな手術を受ける? ところが大企業が全てを支配する時代。それを拒否する者は殺されてしまうかもしれないような社会が舞台。すごいアイデアですね。「人間の脳を広告配信のスペースにしよう」なんて(ホントに実現しそうな感じも)。本来なら「身寄りのない者」がホープ社の実験対象なのですが、ある理由によりルークが選ばれ、過酷な戦いをするハメに。元・特殊部隊隊員ルークの戦いぶり、悪役でおなじみのマイケル・アイアンサイドが「悪役じゃない役」を好演するシーン、パンクレッド(アップで観るとカワイイ)、特殊効果に注目の個性的な作品です。

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