「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『第9地区』(2013年:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南アフリカで暮らすエイリアンが地球人とトラブルになる珍作映画。数が増えすぎたエイリアン。ある企業が別の場所に移住させようとするが・・・。

1.ストーリー
南アフリカに滞在する無数のエイリアンを軍事企業が別の地域に移住させようとするが・・・。

2.キャスト
シャールト・コプリー(軍事企業の男)
ヴァネッサ・ハイウッド(妻)
デヴィッド・ジェームズ(傭兵)

3.注目のシーン
①主役
軍事企業「MNU」に勤めるヴィカス(シャールト・コプリー)。20年前に南アフリカにやってきたエイリアン。その後、数を増やし、彼らが住む「第9地区」で人間とトラブルを起こすようになったため、ヴィカスは会社の命令でエイリアンをそこから立ち退きさせようとするが・・・。

②悪役
「MNU」の狙いはエイリアンが持つ高性能の武器。その武器には特殊な仕掛けがあり、人間では使えない。そのため、エイリアンを捕らえて研究している。

③転機
ある容器に入った液体をかぶってしまったヴィカス。体が変型し、エイリアン化。それを知った「MNU」の幹部でもあるヴィカスの義父がヴィカスを生け捕りにし、エイリアンの武器を人間用に改造する実験に使おうとする。ヴィカスを生け捕りにしようとするのは会社に雇われた命知らずの傭兵たち。特にそのリーダーであるクーバス大佐(デヴィッド・ジェームズ)は残忍で、なかなかしつこい性格。

④アクション
会社から追われることになってしまったヴィカス。エイリアンの「クリストファー」と組んで傭兵と対決。超合金ロボット、エイリアンの強力な銃を使って傭兵軍団を蹴散らすシーンがこの映画の最大の見せ場。

4.感想
なかなかの珍作。マジメに観ると損をするような気がする内容。シリアス系の娯楽作。(私が勘違いしているだけかもしれませんが)ツッコミどころがいっぱいあります。巨大な宇宙船がヨハネスブルク上空で停止(どうやら故障したらしい)。地球で暮らすことになったエイリアンだが、地元の住民とトラブル。ヴィカスがエイリアンを別の地域に移住させようとするが、ドジって体がエイリアンになってしまう。元の体に戻るには科学力があるクリストファーに頼るしかない状況。ヴィカスはどうなってしまうのか? 宇宙人モノ映画。こういうジャンルの映画は大概アメリカが舞台なのですが、コレは南アフリカ(珍しい)。黒人ではなくエイリアンが人間と区別される「アパルトヘイト」のような状況。20年も上空で停止したままの宇宙船(それはそれでスゴイ技術)。壊れているのかと思ったら動き出す(ネタバレ)。クリストファーが作った宇宙船用の燃料を浴びてなぜかヴィカスがエイリアン化(よくわからない理屈)。エイリアンの強力なロボットや銃で攻撃されているにもかかわらず、対抗する傭兵たち(勝てると思った?)。「MNU」という会社もバカすぎる(エイリアンの技術を得ようと珍妙な努力)。一体この映画は何を見せたいのだろう? 結局、ヴィカスが傭兵軍団、ナイジェリアの犯罪集団と戦うシーンが見せ場。後半に展開される対決シーンに注目です。

YouTube

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
第9地区 [Blu-ray]

この続きはcodocで購入