「鉄板映画：人気スター映画のブログ」不幸な女たちの関わりを描いたドラマ映画。スペインが舞台。「靴」をテーマに繰り広げられる人間関係が見せ場です。
１．ストーリー
悩む女性たちの意外な人間関係。
２．キャスト
アントニア・サン・フアン（怪しい商売人）
ナイワ・ニムリ（靴のデザイナー）
ヴィッキー・ペニャ（タクシードライバー）
アンヘラ・モリーナ（資産家の妻）
ルドルフォ・デ・ソーザ（資産家）
３．注目のシーン
①女たち
スペインが舞台の映画。悩む女たちが登場。大人だが知能に問題があるアニータ（モニカ・セルヴェラ）＆その母アデラ（アントニア・サン・フアン）、子持ち男と結婚してすぐに死別したタクシードライバーのマリカルメン（ヴィッキー・ペニャ）、突然彼が去っていった靴デザイナーのレイレ（ナイワ・ニムリ）、資産家の夫レオナルド（ルドルフォ・デ・ソーザ）とすれ違ってばかりのイザベル（アンヘラ・モリーナ）、夫のDVで顔を腫らすマルティナ、ほか。
②人間関係
それぞれの生き様を描きながらストーリーが進むにつれ、女たちが互いに関わっていったり、関係が明らかになっていったりする映画。この映画に出てくる人々はどこか「ワケあり」。ストレスもかなりたまっているようで、鑑賞しているコチラもイラついてくるキャラ設定、演出、ストーリー展開。
４．感想
『靴に恋して』というタイトル。オシャレなファッション関係のラブコメかな？ と思ったアナタ。ちょいと違います。実に地味な映画。人間の内面や人生の悩みを表現したヨーロッパ映画らしい内容。人間関係に特に注目。女も男も事情がある者たちばかり。アデラは障害がある娘を育てるため、いかがわしい商売をしている。マリカルメンは夫がすぐに亡くなり、血がつながっていない子をかかえて苦労。レイレは彼が去っていった理由がわからず困惑。イザベルは夫が浮気者であるため買い物や浮気でウサ晴らし。DVに苦しむマルティナは友人イザベルに保護されるが結局は夫の元へ帰っていく。人生の悲哀をありのままに描いた映画。自分だったらどう判断するか、行動するか、などと考えながら鑑賞するのがオススメ。スペインの町並みにも注目です。
（YouTube）
--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
靴に恋して [DVD]
