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鉄板映画:『帰って来たドラキュラ』(1968年:クリストファー・リー、ヴェロニカ・カールソン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」消滅したはずなのにしぶとく甦る吸血鬼がまたしても美女ばかりを狙う怪奇映画。シリーズ第三弾。マインドコントロール、珍シーンに注目です。

1.ストーリー
吸血鬼が復活し、美女を狙う。

2.キャスト
クリストファー・リー(吸血鬼)
ヴェロニカ・カールソン(美女)
バリー・アンドリュース(学生)

3.注目のシーン
①吸血鬼
クリストファー・リーが登場するシリーズ第三弾(『吸血鬼ドラキュラ』1958年、『凶人ドラキュラ』1966年)。『吸血鬼ドラキュラ』で日光を浴びて灰になったドラキュラ(リー)。『凶人ドラキュラ』でその遺灰が血を吸って復活したらしい(灰になったが死んでいなかった。遺灰が風で多少飛ばされてもOK)。今回、どんくさい神父がケガをしたことで、その血を吸って目覚める。実に目敏いドラキュラ。美女がいるとのウワサを聞いて、手下に美女とのセッティングを命じる。

②美女
今回ドラキュラに狙われるのは酒場の店員ジーナ、大司教の姪マリア(ヴェロニカ・カールソン)。マリアは学生ポール(バリー・アンドリュース)と交際している。

③戦い
ドラキュラを倒そうとする大司教。しかし、ドラキュラにマインドコントロールされた神父により、その目的を果たせず。大司教はマリアの保護をポールに託すが、ポールは素人。何も知らないポールは神父を信用し、ドラキュラを追う。

4.感想
怪奇映画。相変わらずなドラキュラ。やられても復活し、美女ばかり狙う(『13日の金曜日』の「ジェイソン」に似ている。「ジェイソンは誰でも襲う」という点でドラキュラとは違うが)。「美女ばっかり狙いやがって、この野郎」という気もしますが、そういうキャラだから仕方がない。男たちがズルい。ドラキュラの城の近くにある店では男たちが自分たちが狙われないようにするために「ドラキュラを刺激するな」といった態度。自分が無事なら女が襲われてもいいらしい(クズ)。恋人をドラキュラにさらわれたポール。城でドラキュラと対決。最後は何かあっけない感じ。どんくさい倒され方でまたしても灰になったドラキュラ。ポールがその灰を片づけないと、また同じことが繰り返されてしまうが・・・。結局、「ドラキュラの恐怖」を鑑賞する映画。目力で人間をマインドコントロールするドラキュラ。気の弱い神父、女性はそのとりこになってしまう。そういった演出、ラストの対決が見せ場。マンネリ化したせいか、ツッコミどころもいろいろある作品です。

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