「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『死霊の盆踊り』(1965年:クリズウェル、ファウン・シルヴァー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」満月の夜に交通事故を起こしたカップルが死霊の宴会に迷い込んでしまう怪奇映画。エド・ウッド脚本作。キャラで勝負する映画です。

1.ストーリー
満月の夜に「夜の帝王」が現れ、宴会を催す。

2.キャスト
クリズウェル(夜の帝王)
ファウン・シルヴァー(闇の女王)
ウィリアム・ベイツ(カップル)
パット・バリンジャー(カップル)

3.注目のシーン
カップ
小説家のボブ(ウィリアム・ベイツ)。何を書いても売れないが、ホラー作品だけはウケている。作品の発想を得るため、満月の夜に車で墓地に向かう。同乗の恋人シャーリー(パット・バリンジャー)が気味の悪いところに行きたがらないため、引き返そうとするが・・・。

②宴会
事故で失神したボブ&シャーリー。気が付いたら墓地におり、そこで「夜の帝王」(クリズウェル)と「闇の女王」(ファウン・シルヴァー)が宴会を催している。女たちのダンスを見て喜ぶ「夜の帝王」。手下のミイラ男と狼男に命じ、宴会を覗いていたボブ&シャーリーを拘束する。

③危機
シャーリーの命を欲しがる「闇の女王」。ナイフでシャーリーを襲うが・・・。

4.感想
物語の語り部、闇の女王、ダンサーたちといったキャラクターで勝負する珍作。とっても退屈な映画。何が退屈かと言うと「女たちのダンス」。普通に身体を揺すっているだけのダンス。しかも一人ずつ。モデルは悪くない。「焼死した女」「赤毛の女」「黄金の女」「猫女」「奴隷女」「フラメンコ女」「ヘビ女」「ゾンビ女(特にゾンビっぽいワケではない)」「ハデな女」。他に、女をエスコートする二人組の男。キャラクターが充実しているにもかかわらず、それがあまり生かされていないような気がする残念な演出の数々(惜しい)。(少し)面白かったのがミイラ男と狼男の「漫才コンビ」。妙な動きとトークで笑いを取ろうとする。ちなみにミイラ男は生きていたときのトラウマでヘビが嫌いなのだそうだ(だから?)。結局のところ、物語の語り部であり「夜の帝王」である「クリズウェル」とかいうオッチャンが女の踊りを見て喜ぶ映画。ツッコミどころ、キャラ、好みのタイプのダンサーを楽しんで鑑賞するのがオススメです。
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