「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『悪魔の棲む家』(1979年:ジェームズ・ブローリン、マーゴット・キダー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」陰惨な事件があった家に新婚一家が引っ越してくる恐怖映画。次々に起こる奇怪な出来事とその原因に注目です。

1.ストーリー
事件があった家に越してきた一家が怪奇現象に振り回されて・・・。

2.キャスト
ジェームズ・ブローリン(夫)
マーゴット・キダー(妻)
ロッド・スタイガー(神父)

3.注目のシーン
①家
ニューヨーク郊外のアミティヴィルという静かな町にある家。悲惨な事件が発生。その一年後。ジョージ(ジェームズ・ブローリン)、キャシー(マーゴット・キダー)、キャシーの三人の連れ子がそこへ越してくる。事件があったことは知っており、値段の安さでその家の購入を決断。

②怪奇現象
その家の祝福にやってきたデラニー神父(ロッド・スタイガー)。突然体調を崩し、異様な病に苦しむことに。他にも、外部と電話が通じなかったり、身体の不調、寒気、奇妙な声、トイレから黒い液体が流れ出したりといった異常な出来事が連発。キャシーの叔母、ジョージの仕事仲間の女性といった霊感がある人には特に影響が大きく出るが、教会の偉い人(マーレイ・ハミルトン)はそういった怪奇話を信じようとしない。

③悪魔の家
何とその家は本にも載っている「いわく付き」の物件。魔法使いが悪魔を崇拝するために建てた家で、地下室の奥に大勢の遺体が埋められたという。しかもそこには井戸があり、それは地獄につながっているという。

4.感想
1974年にニューヨーク郊外のアミティヴィルで起きた事件を元に制作された映画。しかしながら、これは作り話らしい。実際にあった事件を怪談話に仕立てただけ、とか。それでもやっぱり怖い映画。せっかく無理して買った家が「ヤバすぎる家」だったというのは全く笑えない(それをコメディタッチで描いたのがトム・ハンクス『マネー・ピット』(1986年)。悪霊に取り憑かれて人が変わってしまう作品としては『エクソシスト』(1973年)、『シャイニング』(1980年)、『クリスティーン』(1983年)など)。設定がスゴイ映画ではありますが、ちょっと疑問。やっぱり「作り話」というのもあってか、やや話が中途半端(「コレは実話です」みたいなリアリティを出すため、やたら派手なアクションシーンなどを入れるワケにはいかなかったからだと思われます)。「地獄につながっている家」というのが本当にあるのなら放置するワケにはいかない。単にジョージ一家が家を出ただけでは解決したことにはならない。結局、その家に取り憑いている悪魔はどうなるのだろう? という疑問を残して終わる映画(個人的にはスッキリしない結末)。この映画から何を学べばいいのだろう? という気もしてくる。結論としては「古い家は買わない方がいい」ということですかね(壊れていてケガをしたり、修理にカネが余計にかかったり)。もし、本当に「悪魔の家」があったら政府はどう対応するのだろう? などと考えながら鑑賞するのもオススメかも。

マーゴット・キダー:『スーパーマン』(1978年)で演じたスーパーマンを愛する「ロイス・レイン」役で有名。
マーレイ・ハミルトン:『ジョーズ』(1975年)ではサメ対策を嫌がる「アミティ島の市長」を演じた。ロバート・レッドフォードブルベイカー』(1980年)でも「偉い立場だが無責任な人」の役だった。

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