「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『インフェルノ』(1980年:リー・マクロスキー、サッシャ・ピトエフ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ダリオ・アルジェント作。奇妙な本に取り憑かれた女性が悲惨な目に遭う恐怖映画。古い本に書かれた「三母神」とは? 

1.ストーリー
ニューヨークにある個性的なアパートは「ワケあり」な建物だった・・・。

2.キャスト
リー・マクロスキー(弟)
アイリーン・ミラクル(姉)
エレオノラ・ジョルジ(恋人)
ダリア・ニコロディ(伯爵夫人)
サッシャ・ピトエフ(古本屋)

3.注目のシーン
①ニューヨーク
ニューヨークに住むローズ(アイリーン・ミラクル)。ある書籍を購入したが、それに記述されている「三母神」が気になって仕方がない。「三母神」とは「世界を滅ぼす邪悪な三人の女」のことでフライブルク、ローマ、ニューヨークに住んでいるという。古本屋(サッシャ・ピトエフ)に「三母神」について質問するが「単なる作り話」とされ、ローズは相手にされない。

②ローマ
ローマで音楽を学ぶマーク(リー・マクロスキー)。姉ローズからの助けを求める電話を受け、ニューヨークへ。マークの恋人サラ(エレオノラ・ジョルジ)は「三母神」のことを知ってしまい、何者かに追われるハメに。

③悲劇
「乾いた長い指」を持つ謎の人物に次々に始末される人たち。ローズが住むアパートには怪しい連中が(車イスの男、看護婦、管理人のオバハン、伯爵の執事など)。マーク、女性たち、スポーツ記者を襲ったのは一体誰なのか?

4.感想
発想がなかなか面白い映画。西洋にある「悪魔や魔女に関する伝説」を描いた内容。「三母神」に興味を持ってしまったがために悲劇に遭う女性たち(&とばっちりの犠牲者)。「三母神」とは一体何なのか? その正体は? 残酷なシーンもある映画。個人的にはそういうシーンではなく、「怪しげな人間たちの本性」に注目。邪悪な意思を持つ者たち。その正体と末路が見せ場。西洋には「ドラキュラ伝説」なんてのもあります。何百年も生きて、人類に悲劇をもたらしてきた存在。この映画に登場するのはまさにそんな存在の者。いるんですかね、「悪魔」なんて? 「超自然の不思議なパワーを持つ者」にはちょっとした憧れ。でも悪党なのが残念(できればその凄いパワーを良い事に使ってほしい)。悪魔がいるならもっと強い神様もいるはず(だから大丈夫?)。ストーリー的にはツッコミどころもある映画。怪しげな女、秘密に迫る者を次々に始末する謎の人物。「悪者たちの正体」に大いに注目の作品です。

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