「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『クリスティーン』(1983年:キース・ゴードン、アレクサンドラ・ポール)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」いわく付きの車が次々に人を襲うサスペンス映画。地味な高校生が廃車をレストア。ぶっ壊れても再生する「意思を持つ車」に注目です。

1.ストーリー
サエない高校生がボロボロの廃車を修理するが、それにつれて人格が歪んでいく・・・。

2.キャスト
キース・ゴードン(高校生)    
ジョン・ストックウェル(高校生)    
アレクサンドラ・ポール(高校生)    
ハリー・ディーン・スタントン(刑事)

3.注目のシーン
①主役
「クリスティーン」が人を襲う映画。主役は誰なのだろう? 「クリスティーン」でしょうか? メガネを掛けた地味な高校生アーニー(キース・ゴードン)。彼女も作れないほど内気な男。そんなアーニーがある日、ボロボロの車を発見。アーニーはいたくそれが気に入って購入しようとするが、友人デニス(ジョン・ストックウェル)はそのあまりの状態の悪さに反対。アーニーの熱心な手入れによりその車は短期間で新品のように。アーニーはその車を「クリスティーン」と名付け、彼女リー(アレクサンドラ・ポール)を乗せてドライブ。自信タップリな表情に変貌していく。

②キャラ
高校生と「クリスティーン」の出会いを描いた映画。他に、アーニーの両親、アーニーに嫌がらせする不良同級生、不良が死んだ事件を捜査する刑事(ハリー・ディーン・スタントン)、自動車修理工場のエラそうなオヤジ、など。

③アクション
強烈な「悪意」を持つ「クリスティーン」が大暴れするシーンが見せ場。不良を追い回し、ボロボロに破損しても火だるまになっても走り続ける頑丈さ。大爆発シーン、ショベルカーとの対決が迫力。

④演出
この「クリスティーン」とかいう奴。性別は「女」らしい。1957年、デトロイト生まれ。持ち主およびその周辺の人たちを不幸にする「悪魔の車」。アーニーに乗り移って人を襲撃し、運転手ナシでも走行。壊れても自動的に修復。

4.感想
非常に個性的な映画。意思を持つ車が人を襲う。スピルバーグの『激突』、『ザ・カー』に似た演出。一体何なんでしょうね、この「クリスティーン」て。製造された時から人々を不幸にする呪われた車。欠陥商品が人の命を奪うことがありますが、そういうことを問いかける映画なのでしょうか? ハンドルを握ると人が変わる、警察はまったく役に立たない、というのもよくあること。「クリスティーン」が不良などの「イヤな奴」だけではなく「自分が敵と見なした人間」「単に近くにいる人間」を襲うシーンに注目の映画。メガネキャラだったアーニーが「クリスティーン」と出会ってメガネと決別。ヤバイ表情、言動になっていくところも見せ場。ストーリーは単純ですが、いろんなことを訴えているような気がする作品です。

アレクサンドラ・ポール:傑作コメディ『ドラグネット 正義一直線』ではイカレた集団に拉致されたところをダン・エイクロイドトム・ハンクス演じる刑事に救出されるヒロインを演じた。

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