「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『名犬ラッシー 家路』(1943年:ロディ・マクドウォール、エリザベス・テイラー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」売られて遠くに行ってしまったコリー犬が元の飼い主の元へ帰ろうとする映画。生活苦のため犬を手放した一家。少年と犬に注目です。

1.ストーリー
生活苦の一家が犬を手放したが・・・。

2.キャスト
ロディ・マクドウォール(少年)
ドナルド・クリスプ(父)
エリザベス・テイラー(公爵の孫娘)

3.注目のシーン
①主役
戦時中のヨークシャーが舞台。生活苦の一家。サム(ドナルド・クリスプ)は失業中。めぼしい財産、売れるようなモノは何もない。仕方なしに息子ジョー(ロディ・マクドウォール)がかわいがっているコリー犬「ラッシー」を公爵に売却することに。

②犬
知らない間にラッシーを売られて悲しむジョー。しかし、ラッシーは公爵の飼育場から何度も脱走し、ジョーの元へ。その度に束の間の幸福を感じるジョーだが、結局は離ればなれに。

③旅
公爵と孫娘プリシラエリザベス・テイラー)に連れられてラッシーはスコットランドへ。脱走したラッシーはヨークシャーを目指して川を渡る・・・。

4.感想
犬と人間の関わりを描いた名作。注目はやはり「ラッシー」。「メス犬」ではなく、気高い「お嬢様」。プライドがあり、望まないことには背を向ける。ジョーに愛されてきたが、遠いスコットランドへ。脱走し、ジョーの元へ向かう。その途中で行き倒れたり、悪党に追われたり。ラッシーはジョーと再会できるのか? 実に表情豊かなラッシー。ハンストして伏せする姿はどことなくユーモラス(いい演技)。さらに注目なのは子役。後に『猿の惑星』シリーズ、『処刑教室』に出演するロディ・マクドウォール、幼いながらも端正な顔立ちのエリザベス・テイラー。共に大人にも負けない堂々とした演技。「金欠に悩む悲しい父」役のドナルド・クリスプはマクドウォールとは『わが谷は緑なりき』(1941年公開)でも父子役で共演。他にも、ラッシーを助ける老夫婦、野犬を警戒するハンター、行商人も魅力的なキャラ。公爵に雇われている犬の世話係ハインズ、悪党二人組、犬狩り二人組は悪役キャラ。ラッシーの演技、冒険、人間との関わりが見せ場の映画です。

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