「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『誰が為に鐘は鳴る』(1943年:ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」スペイン内戦で義勇軍に参加した男が敵の進路を絶つため橋を爆破しようとする戦争映画。男女の束の間の愛、壮絶な戦闘シーンに注目です。

1.ストーリー
スペイン内戦下、義勇軍フランコ軍の進撃を阻止するため橋を爆破しようとするが・・・。

2.キャスト
ゲイリー・クーパーアメリカ人)
イングリッド・バーグマン(女)
エイキム・タミロフ(義勇軍
ティーナ・パクシヌー(義勇軍
ウラディーミル・ソコロフ(義勇軍

3.注目のシーン
①主役
1937年のスペインが舞台の映画。アメリカ人のロベルト(ゲイリー・クーパー)は共和政府の男で爆破のプロ。民主主義を守るため、フランコ軍と戦う義勇軍に参加。ゴルツ将軍(レオ・ブルガーコフ)の指示でフランコ軍が防衛する橋を爆破しようとする。

②メンバー
橋を破壊する作戦に集まった義勇軍のメンバーたち。ロベルトに何かと敵対的なパブロ(エイキム・タミロフ)。パブロと行動を共にしてきた女ピラー(カティーナ・パクシヌー)。ロベルトの協力者アンセルモ(ウラディーミル・ソコロフ)。酒好きのラファエル(ミハイル・ラズムニー)。ロベルトを愛するマリア(イングリッド・バーグマン)など。

③不穏
戦う気力に欠けるパブロ。皆の志気をくじくような発言をしたり、妨害をしたり。そのせいで犠牲者が出てしまう。

④作戦
見回りのフランコ兵を倒したのをキッカケにフランコ軍と義勇軍が銃撃戦。その後、橋を爆破する作戦。見張りを倒し、ロベルトとアンセルモがダイナマイトを持って橋に向かう・・・。

4.感想
『誰が為に鐘は鳴る』(たがためにかねはなる)というタイトル。157分もある長編。1937年のスペインではファシズムが台頭。ヒトラームッソリーニのような世界を阻止すべく、内戦には本来無関係のアメリカ人ロベルトが義勇軍に参加する。橋を爆破することができるのか? 戦時下での激しい戦闘と束の間の男女の愛を描いた名作。戦闘、空爆、爆発シーンはなかなかの迫力&スケール。しかし、この映画は人間関係がテーマ。特にロベルトとマリアの愛、ロベルトとパブロの対立、義勇軍メンバーとパブロの関係に注目。とっても美しいマリア役のイングリッド・バーグマン。この役をもらうために髪を切って原作者アーネスト・ヘミングウェイの自宅に押しかけて自分を売り込んだという(ホントかな?)。個人的には短期間でロベルトとマリアが深く愛し合うようになっていくのはヘンなような気もしますが、これは映画ですから。つらい過去を背負うマリア。愛するロベルトの運命は?

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