「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『我が道を往く』(1944年:ビング・クロスビー、バリー・フィッツジェラルド)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」金欠の教会に新任の神父が補佐にやってくる映画。「歌う神父」が教会に奇跡を起こす。キャラクター、音楽シーン、コミカルな演出に注目です。

1.ストーリー
金欠の教会に補佐としてやってきた新任の神父が歌で教会の資金難を解決しようとする。

2.キャスト
ビング・クロスビー(神父)
バリー・フィッツジェラルド(主任神父)
フランク・マクヒュー(神父)
リーゼ・スティーヴンス(オペラ歌手)    
ジーン・ロックハート(金融業者)

3.注目のシーン
①主役
ニューヨークにある教会が舞台の映画。金欠の教会。金融業者ヘインズ(ジーン・ロックハート)からカネを借りている主任神父フィッツギボン(バリー・フィッツジェラルド)。教会の土地が担保になっているため、追い出されるかもしれない状況。

②新任
そんなフィッツギボンを補佐するため司教がオマリー神父(ビング・クロスビー)を派遣。性格が違うフィッツギボンとオマリーだが、オマリーは得意の音楽を生かして教会の財政を立て直そうとする。

③キャラ
そんなオマリーを見守るのは同じく神父で学生時代からの親友ティモシー・オダウド神父(フランク・マクヒュー)。オマリーとは旧知の女性で今では人気オペラ歌手のジュヌヴイエーヴ・リンデン(リーゼ・スティーヴンス)。オマリーに見守られる家出女性キャロル(ジーン・ヘザー)、町の少年たち、音楽関係者、教会の信者のオバサンにも注目されたい。

4.感想
変わった映画。「借金がある教会」が舞台。新任神父のオマリーが音楽の権利を売って教会を救おうとする話。歌手が一発当ててカネ持ちになったり、借金を返したりすることがよくありますが、そういうたぐいのサクセスストーリーの教会バージョン。そもそも教会の土地に抵当権を設定することなんてありえますかね? 法律上は可能かもしれませんが、宗教団体が見過ごさないと思うのですが。第17回アカデミー賞で作品賞をはじめとする7部門を獲得した作品。教会とは縁が深いアメリカ人にウケそうな演出の映画。「我が道を往く」は作中でオマリーが歌う曲の歌詞。キャラで勝負する映画ですが、主任神父フィッツギボンがちょっとウザい(何の活躍もしなかった印象。オマリーの頑張りに助けられた形)。金融業者ヘインズはどことなくユーモラスなオジサン。オダウド神父もヘインズ的なコミカルなキャラ。オペラ歌手リンデン、家出女性キャロルは美人さん。聖歌隊の少年たちは実に素直(一人だけナマイキな奴が)。キャラクター、コミカルなシーン(びしょ濡れになるオマリー、七面鳥事件、ほか)、音楽のシーン(歌うオマリー、舞台に立つリンデン、ほか)、ハプニング、エンディングに注目の名作です。

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