「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『ガス燈』(1944年:イングリッド・バーグマン、ジョゼフ・コットン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」悲しい過去を背負う女性が結婚して人生を前向きに行きようとするが精神的に追い込まれていく映画。卑劣な男が仕掛ける罠に注目です。

1.ストーリー
不幸を背負う女性が夫に精神的に追い込まれ・・・。

2.キャスト
イングリッド・バーグマン(妻)
シャルル・ボワイエ(夫)
ジョゼフ・コットン(警部)
アンジェラ・ランズベリー(メイド)
メイ・ウィッティ(近所のオバサン)

3.注目のシーン
①主役
少女の頃に叔母を殺された過去があるポーラ(イングリッド・バーグマン)。有名なオペラ歌手だった叔母のようになろうとイタリアで音楽を学ぶが、そこで出会ったピアニストのグレゴリー(シャルル・ボワイエ)と結婚することに。

②屋敷
叔母と暮らしていた屋敷(ロンドン・ソーントン広場にある事件が起こった家)に帰ってきたポーラ。しかし、何かを無くしたり、物忘れしたりといったトラブルが頻発。夫グレゴリーはポーラを外出させないように監視したり、ワケありな表情を見せたりする。ナマイキなメイド(アンジェラ・ランズベリー)、耳の不自由な料理番、近所のおせっかいなオバハン(メイ・ウィッティ)もポーラにとっては気になる存在。

③警察
ポーラの叔母の事件を捜査するロンドン警視庁の警部キャメロン(ジョゼフ・コットン)。事件は既に「迷宮入り」となっているが、ある理由からキャメロンは事件を追うことを決意。紛失したままになっている豪華なダイヤモンドも事件を解決する重要な手がかり。

4.感想
サスペンスな映画。ストーリー展開が見せ場の映画のため、「ネタバレ」せずに説明するのが少し難しい。悲しい過去があるポーラ。結婚してようやく幸せになれると思ったら・・・。「悪い奴には気を付けましょう」という教訓の映画。欲に取り憑かれた奴はまさに「何でもアリ」。卑劣な手段を使ってポーラを追い込む(妙なトリックを使ったり、不安にさせるようなものを見せたり、おどしたり、逆にヘンに優しくしたり)。悪党にすっかり洗脳され、支配されてしまう気の毒なポーラ。残念ですが、彼女に「人を見る目」が無かったのもまた事実。とっても強そうなイングリッド・バーグマンが追い込まれるシーンはちょっと違和感がありますが、洗脳されると強そうな人でも脆くなるのかも。メイ・ウィッティ演じる「近所のオバハン」がウザい(「殺人事件が大好き」などとふざけたことをぬかすバカな奴。人ん家に勝手に入る図々しさ。暗い内容の映画なのでこういう珍キャラを用意したのではないかと思われますが、ハッキリ言って不要なキャラ)。叔母の事件の真相、キャラクター(人間関係)に注目の映画です。

YouTube

---------------

Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ガス燈 日本語吹き替え版 [DVD]
---------------

この続きはcodocで購入