「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『アメリカ交響楽』(1945年:ロバート・アルダ、ジョーン・レスリー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンの人生を描いた伝記映画。子供の頃から音楽好き。名曲を次々に生み出す。音楽シーンに注目です。

1.ストーリー
音楽好きのガーシュウィンが才能を見出され、傑作を次々に生み出すが・・・。

2.キャスト
ロバート・アルダ(ガーシュウィン
ジョーン・レスリー(歌手)
アレクシス・スミス(夫人)
ハーバート・ラッドレー(兄)

3.注目のシーン
①主役
ラプソディ・イン・ブルー」「巴里のアメリカ人」で有名なジョージ・ガーシュウィンの伝記映画。ピアノ好きの少年ジョージがそのまま大人に(ロバート・アルダ)。音楽で生計を立てようとするが、母は反対、父と兄アイラ(ハーバート・ラッドレー)は応援。

②転機
演奏の仕事をしたり、音楽関係の仕事に就いたりするがクビに。出版社に自作の曲を売り込みに行き、そこから運命が開けていく。アル・ジョンソンの舞台で評価されたジョージは新人歌手のジュリー(ジョーン・レスリー)、ピアニストのオスカー・レヴァント、作詞家になったアイラらと組んで歌劇や演奏会で成功を収める。

③さらなる転機
音楽をさらに学び、実績を作りたいと焦るジョージだが、師匠を病で失う。パリへ行き、本格的な作曲を学ぼうとするが、ギルバート夫人(アレクシス・スミス)を愛し、共に帰国。ジョージに想いを寄せていたジュリーはそれに傷つき、去っていく。成功を収めながらも孤独になっていくジョージは体の不調に悩まされるようになっていく・・・。

4.感想
家族や仲間に恵まれて名曲を次々に生み出した実在の人物の話。38歳で亡くなったジョージ・ガーシュウィン。子供の頃は不良だったらしい。しかし、映画の中ではそういった描写はなく、「無邪気な音楽青年」といった印象。それはともかく、大変な音楽の才能の持ち主。自身のセンスで勝負。その若さもあって相手にされない日々が続いたが、ようやくチャンス到来。才能を生かす場を得たジョージは世間の評価も得て、ますます音楽にのめり込んでいく。その結末は? なかなかの音楽の才能と同時に女好きでもあったジョージ。結局、それが命取りになった印象。外国に行くと孤独感や開放感からか現地の人と仲良くなるのはよくあること(?)。ギルバートを中途半端に愛したことによってジュリーを失う。ハードな仕事ぶりと孤独感でジョージは体を壊してしまう。そして早すぎる死。ブルース・リーと似た人生(女好き、元不良少年、脳の異常での急死など)。天才は次から次にアイデアを生み出し、それを実行しようとする。いくら時間と体力があってももたない生き方。苦しく短い人生でもダラダラ生きるよりは短期間で傑作を生み出す方がいいかも。多くの音楽関係者が本人役で登場。音楽シーン、キャラ、人間関係(「ボレロ」で有名なラヴェルと交流するシーンも)に注目の名作です。

YouTube

---------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
アメリカ交響楽 [DVD]

---------------

この続きはcodocで購入