「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『仔鹿物語』(1946年:グレゴリー・ペック、ジェーン・ワイマン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある一家と仔鹿を描いた映画。森を開拓して暮らす一家が鹿を飼うことに。そして次々に問題が。少年と両親の衝突に注目のファミリーな内容です。

1.ストーリー
仔鹿をかわいがる少年が両親と衝突してしまい・・・。

2.キャスト
グレゴリー・ペック(父)
ジェーン・ワイマン(母)
クロード・ジャーマン・Jr.(息子)

3.注目のシーン
①少年
フロリダ州の森を開拓して暮らすバクスター一家。父ベニー(グレゴリー・ペック)、母オーリー(ジェーン・ワイマン)、息子ジョディ(クロード・ジャーマン・Jr.)。家の周辺には動物がいっぱい。友達が少ないジョディはアライグマをペットとして飼いたいと思っているが、オーリーはそれを許さない。人間が食べる分を確保するだけで精一杯の生活。

②ハプニング
小屋をクマに荒らされ、ベニーとジョディはクマ退治へ。ところがベニーがヘビにかまれ、手当のためそばにいた鹿を犠牲に。その鹿には仔鹿が。ジョディは仔鹿を家に連れて帰る。

③生活苦
仔鹿を「フラッグ」と名付けてかわいがるジョディは毎日が楽しい。しかし、雨の日が続き、栽培してきた作物が台無しに。新たに栽培を始めたが今度はフラッグが作物を荒らす。フラッグを飼うことをジョディに許したベニーだが、家族の生活を考慮。ジョディにフラッグを森の中で撃ち殺せと命じる・・・。

4.感想
開拓時代を描いた映画。普通「開拓時代の映画」というと西部の砂漠を舞台にした拳銃映画が多いと思うのですが、これは森が舞台。少し寂しい少年が仔鹿を見つけて楽しく暮らす。しかし、元々その鹿は野生の生き物。成長するにしたがってバクスター一家には手に負えない存在になっていく。仔鹿フラッグの運命は? 「一家の厳しい暮らし」と「少年の成長」を描いた名作。小さい頃はとってもかわいいフラッグ。しかし、すぐに大きくなるのが動物。生活苦の一家が飼育するのはやっぱりムリがあった。自然の風景、人間関係(足が悪い少年フォダーウィング、ヘンな少女オーレリー、ベニーの甥オリバーにも注目)、フラッグが起こした問題とその解決策に注目のシリアス系のファミリードラマ。グレゴリー・ペック演じる「ベニー」がテキトーなトークで役に立たない犬をライフル銃と交換するシーン、ベニーがスカートを身につけるシーンなど笑いの演出もあります。

ジェーン・ワイマンロナルド・レーガンの最初の妻。この作品では「生活苦のためストレスが強い女」を演じた。気が強そうな表情の女優。演技ではなく「素の姿」なのかも(キツい)。

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