「鉄板映画:人気スター映画のブログ」騎兵隊がインディアンに狙われる西部劇映画。土地を取り戻したいインディアンが大連合。居留地を監視する騎兵隊が窮地に。美女にも注目です。
1.ストーリー
第七騎兵隊がインディアンの襲撃によって壊滅し、騎兵隊に緊張が走る。
2.キャスト
ジョン・ウェイン(大尉)
ジョアン・ドルー(若い女)
ジョン・エイガー(若い兵)
ベン・ジョンソン(若い兵)
ヴィクター・マクラグレン(ベテラン軍曹)
3.注目のシーン
①主役
1876年の西部が舞台。あの「第七騎兵隊」が壊滅させられたというショッキングなニュース。インディアン居留地を監視する騎兵隊としては放置できない出来事。大尉ネイサン・ブリトリス(ジョン・ウェイン)をリーダーとする騎兵隊が駅馬車のルートを調査すると共に、隊長(ジョージ・オブライエン)の妻と姪オリヴィア・ダンドリッジ(ジョアン・ドルー)を駅まで護衛することに。
②トラブル
騎兵隊の任務の道中、様々な問題が。美女オリヴィアをめぐる若手たちの争い。インディアンの襲撃。負傷兵の手当。悪徳商人リンダースとインディアンの武器取引。窮地に陥る騎兵隊。インディアンたちはすっかり熱くなって、戦う気満々。大尉ネイサンはピンチを切り抜けようと騎兵隊の援護に向かう。
③笑い
ヴィクター・マクラグレン演じるベテラン軍曹「クインキャノン」というキャラ。どちらかと言うと笑いが少ない映画。そんな中、クインキャノンが笑いを担当。コッソリ酒を飲んでいるクセに「禁酒してます」などとわかりやすいウソをついたり、酒場で若い兵と乱闘して圧勝したり。西部劇では「酒がからんだ乱闘シーン」は「お約束」。
4.感想
西部劇。「黄色いリボン」とは美女オリヴィアが髪に着けているオシャレなリボンのこと。ストーリーは単純。先祖代々の土地を取り戻したいインディアンが部族の違いを乗り越えて大団結。狙いは騎兵隊ではなく、あくまで土地。しかし、その土地を守るのが騎兵隊の任務。対決が避けられない状況に老兵ブリトリス、老酋長は困惑。数では圧倒的にインディアンが優勢。ブリトリスはどんな作戦を実行するつもりなのか? いわゆる「典型的な西部劇」ではない映画。敵を倒して勝利を喜ぶ単純な内容ではありません。「略奪の歴史」を持つアメリカ。インディアン(字幕から。「ネイティブ・アメリカン」と呼ぶべき人たち)や黒人の人権や財産権を考慮してきたかどうか? 「アメリカには国の設立に暗い歴史がある」ということを感じる内容の映画。結局のところ、「勝てば官軍」とばかりに全てを奪ったアメリカ。決して「正義の国」ではない。この映画の見所は、ブリトリスやクインキャノンといったキャラと人間関係、乾いた砂漠と対比するかのようなまぶしい美女(ジョアン・ドルー)、馬や牛の大群が疾走する迫力のシーン、悪党が始末されるシーン。深く考えずに鑑賞するのがオススメの映画です。
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