「鉄板映画：人気スター映画のブログ」弁護士一家が黒人事件に巻き込まれてしまうドラマ的映画。南部の町の人間模様、人種差別が少女の記憶で語られる重い内容です。
１．ストーリー
南部に住む弁護士が黒人が起こしたとされる事件を担当することになったが・・・。
２．キャスト
グレゴリー・ペック（父）
メアリー・バダム（娘）
フィリップ・アルフォード（息子）
ブロック・ピーターズ（黒人）
ロバート・デュヴァル（隣人）
３．注目のシーン
①主役
1932年、南部の小さな町メイカム。弁護士のアティカス・フィンチ（グレゴリー・ペック）。妻を亡くしたが、息子ジェム（フィリップ・アルフォード）と娘スカウト（メアリー・バダム）がいる。仕事は「公平さ」を重んじるスタイル。そのことで町の者から反感を買うことも。
②キャラ
少女スカウトの記憶が語られる映画。父、兄、伯母、お手伝いのキャル（エステル・エヴァンス）。夏になると町にやってきて滞在する少年ディル（ジョン・メグナ）、謎の隣人「ブー」。白人の女性に暴行した疑いの黒人トム・ロビンソン（ブロック・ピーターズ）。暴行事件の被害者とその父ボブ・ユーウェル（ジェームズ・アンダーソン）。こういった人たちがスカウトの視点から表現されています。
③法廷
グレゴリー・ペック演じる「アティカス」の父親ぶりと法廷でのシーンが見せ場。公平に職務を全うしようとする姿勢は仕事に対する信念だけではなく、息子たちへの教育の一環でもある。法廷では黒人トム・ロビンソンを弁護。白人社会の圧倒的不利な状況で陪審員に公平なジャッジをさせるだけの説得力のある弁護ができるかどうか？
４．感想
不思議な映画。当時子供だった女性が過去を思い出すという形で様々な思い出を語る内容。父と兄を中心とした人間関係。貧しい農民、謎の隣人、近所の口うるさいオバサン、黒人の牧師、容疑者、被害者ら。少女スカウトが気になるのは、謎の隣人「ブー」。かなりヤバイ奴らしい。そいつに近づいてはいけないと周囲から言われれば言われるほど「どんな奴なのか」が気になる。難しい事件を担当することになった父のことも気になる。黒人の弁護人になったことで町の者から何かされるかもしれない。兄や友達と一緒に父を守ろうとする。そんな中、森で突然襲われるジェムとスカウト兄妹。一体何者による犯行なのか？ 人間関係がテーマの映画。正義よりも利己主義が優先する時代・町が舞台。「ブー」の正体、裁判の結果、町を汚した卑劣な奴の正体と末路に注目の映画。初めて学校に行くことになったスカウトがスカート姿を恥ずかしがるシーンにも注目です。
（YouTube）
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