「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『シャレード』(1963年:オードリー・ヘプバーン、ケーリー・グラント)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある男が殺され、その仲間が消えた25万ドルを追うサスペンス映画。未亡人、脅迫者、敵か味方か不明な謎の男。人間関係に注目です。

1.ストーリー
未亡人を謎の男たちが脅迫する。

2.キャスト
オードリー・ヘプバーン(未亡人)
ケーリー・グラント(謎の男)
ジェームズ・コバーン(脅迫者)
ジョージ・ケネディ(脅迫者)
ウォルター・マッソー(CIA)

3.注目のシーン
①主役
ジーナ・ランパート(オードリー・ヘプバーン)。夫チャールズは「ワケあり」な男。何か隠し事をしているためレジーナは夫を信用できず、離婚を考えている。そんな時、警察から呼び出され、夫が殺されたことを知る。

②悪役
ジーナを脅す三人組テックス(ジェームズ・コバーン)、ハーマン(ジョージ・ケネディ)、ギデオン(ネッド・グラス)。レジーナの夫が持っていた25万ドルは自分たちのものだと主張。返還を迫られるレジーナだが、そんな大金は持っていない。それを信用しない三人組はしつこくレジーナを脅す。

③キャラ
ジーナの友人シルヴィと息子ジャン=ルイ。レジーナに接近する男ピーター(ケーリー・グラント)。チャールズを追っていたCIAのバーソロミュー(ウォルター・マッソー)。チャールズ殺害事件を捜査する現地警察のグランピエール警部(ジャック・マラン)。

④演出
登場人物の正体、事件の結末が売り物の映画。そのため、内容をあまり説明できません。「チャールズ」とは一体何者だったのか? テックスら三人組、レジーナに接近するピーターはチャールズとどういう関係だったのか? コミカルな演出も見せ場。ケーリー・グラントがおどけた表情をヘプバーンに見せたり、服を着たままシャワーを浴びたり。他にも、チャールズの葬式(死んでいるかどうかを針で試す参列者も)、オレンジを手を使わずに運ぶ珍ゲーム、ジョージ・ケネディ演じる「ハーマン」(鋼鉄の義手。器用に銃を構えたりする。『007/死ぬのは奴らだ』『燃えよドラゴン』(1973年)にも義手の悪役キャラが出てきますが、「ハーマン」がモデル?)、レジーナがスパイ気取りでピーターを尾行するシーン、(思わず笑ってしまうような)変顔で死亡するキャラ、など。

4.感想
ストーリー展開&意外な真実が見せ場のサスペンス作。笑いを取りに行く演出が入っているため、面白く鑑賞できる内容になっています。ネタバレを避けるため、大まかに説明。大きな謎としては、チャールズ、テックスら三人組、ピーターの正体、消えた25万ドルの行方。この「25万ドル」は元々はアメリカ政府が盗まれた金塊であり、チャールズが換金して得た額。それをレジーナが隠し持っていると疑う男たち。真実は? 個性的な表現がいっぱい。スリリングな地下鉄での逃走劇、劇場での決着戦。最後に「25万ドル」を手にするのは?

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