「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『フィラデルフィア物語』(1940年:キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラント)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」富豪の令嬢が再婚しようとして心が揺れる恋愛映画。美女、三人の男、その周辺の人たちによるやりとりに注目です。

1.ストーリー
富豪の令嬢が再婚しようとするが、「自分の本当の気持ち」がわからなくなってしまい・・・。

2.キャスト
キャサリン・ヘプバーン(令嬢)
ケーリー・グラント(元夫)
ジェームズ・スチュワート(作家)
ルース・ハッセイ(カメラマン)
ジョン・ハワード(婚約者)

3.注目のシーン
①主役
鉱山会社を経営する富豪セス・ロード(ジョン・ハリディ)の娘トレイシー(キャサリン・ヘプバーン)。二年前に同じく富豪のデクスター(ケーリー・グラント)とケンカ離婚したキツい思い出。そして、現在。セスの会社で支配人を務めるジョージ・キットリッジ(ジョン・ハワード)と再婚予定。

②キャラ1
トレイシーの再婚を雑誌「スパイ」で特集記事として載せたい出版社社長のシドニー・キッド(ヘンリー・ダニエル)。トレイシーがマスコミ嫌いのためデクスターの協力を得て、作家マイク・コナー(ジェームズ・スチュワート)とカメラマンのイムブリー(ルース・ハッセイ)に取材させようとする。

③キャラ2
トレイシーの妹ダイアナ(ヴァージニア・ウェイダー)はよくしゃべる子。トレイシーはデクスターを嫌うが、ダイアナは逆に懐いている。トレイシーの叔父ウィリー(ローランド・ヤング)はヘンなオッチャン。トレイシーの父セスは「浮気者」のため、妻と娘に避けられている。キットリッジは微妙な男。トレイシーにデクスターやコナーが接近するのを見てイライラ。

4.感想
富豪の令嬢と三人の男を描いた映画。正直なところ微妙な映画。登場人物は皆どこか「ワケあり」だったり、ヘンなところがあったり。中心となるのは「トレイシー」というキャラ。一度結婚に失敗した過去。元夫デクスターは彼女には良い印象を持っていない(「思いやりがない女」と評価)。しかしながら、トレイシーは令嬢。言葉遣いも悪くはないし、それなりに常識もある。かと思ったら、結婚式の前夜に他の男とキスしたりする。どうやら精神的に不安定な女性のようです。キットリッジはマジメな男。デクスターはトレイシーとの結婚に失敗したことに後悔&反省。コナーはトレイシーの明るさに引かれていく。ゴタゴタがあって、そして結婚式の日。式は予定通り行われるのか? キャラ、人間関係が売り物の映画。オープニングでトレイシーとデクスターがケンカ別れするシーン、キットリッジが馬に乗るのをトチるシーン、「ざます」が口癖の図書館司書、ラストにキッドが登場するシーンといったコミカルなシーン、キャサリン・ヘプバーンがプールでキレイに飛び込みするシーンも見せ場。ヘンな人が多い上流階級。それに対するキャラ(マジメなキットリッジとイムブリー)にも注目です。

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