「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『アパッチ砦』(1948年:ヘンリー・フォンダ、ジョン・ウェイン、シャーリー・テンプル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカの騎兵隊が居留地を離れたインディアンと対決する西部劇映画。中佐、大尉らが土地問題の解決に乗り出す。その結末は?

1.ストーリー
アメリカの騎兵隊が隊員を殺害されて問題の解決に取り組む。

2.キャスト
ヘンリー・フォンダ(中佐)
ジョン・ウェイン(大尉)
ジョン・エイガー(中尉)
シャーリー・テンプル(中佐の娘)

3.注目のシーン
①主役
アメリカ騎兵隊。新任の指揮官サースデイ中佐(ヘンリー・フォンダ)。すっかりたるんでしまっている隊員たちに厳しく指導。ヨーク大尉(ジョン・ウェイン)はインディアンとの融和を求める姿勢。マイケル・オローク中尉(ジョン・エイガー)は士官学校出身の若手。サム・コリングウッド大尉(ジョージ・オブライエン)は中佐と過去に何かがあった様子。

②キャラ
中佐の娘フィラデルフィア・サースデイ(シャーリー・テンプル)は「砂漠に咲いた花」といった感じの美女。サイラス・ミーチャム(グラント・ウィザース)は商人。売れるモノなら何でも売る男でインディアンに銃を売るため騎兵隊にニラまれている。

③事件
騎兵隊の隊員が何者かに殺害される事件発生。アパッチ族を疑う中佐は隊を率いて対話。そして全面対決。

4.感想
「第七騎兵隊の全滅」をモデルに描いた映画。不穏な雰囲気の「アパッチ砦」を騎兵隊が守ろうとする話。居留地を離れることを許されていないインディアンがルールを破る。それには訳がありそう。しかし、断固たる態度でしかも差別心の強い中佐はインディアンとの全面対決を選択。ヨーク大尉はそれに反対するが・・・。ちょっと変わった西部劇。中佐の無謀な作戦のせいで大勢が犠牲に。インディアンも居留地を離れてどこへ行こうというのか? ストーリーが微妙な映画。結局、この映画は「サースデイ中佐」というキャラを鑑賞する内容。威厳やルールといったものを尊重するサースデイ。それを優先して悲劇が。登場人物の個性・行動、アクション(馬を使った戦いのシーンでは落馬したり、馬に踏まれたりする者も)、訓練(どんくさい隊員たちによるコミカルな内容)、パーティ(酒好きな人たち)、結末(若いカップルの希望)が見せ場の映画。現代の視点では差別的な演出もある映画ですが、そういったことも踏まえてキャラの心理に注目するのがオススメです。

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